Silent Invasion・中国の恐ろしい「海外闇警察」

Silent Invasion・中国の恐ろしい「海外闇警察」

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「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)

4月17日にFBIが二人の中国人を逮捕した。
この二人は中国の闇警察に関与している疑いで逮捕された。
この事例は海外で中国の闇警察が逮捕された初めての事例。
同日にマルコルビオ上院議員がTwitterで「今回の件は氷山の一角に過ぎない」とコメント。
マイクギャラガー下院中共特別委員会委員長も「アメリカが独裁者の狩場になりつつある」とコ
メント。

中国が海外で闇警察を設置していたことに対して、なぜここまでインパクトを与えたか。
合法的武力は二種類。軍隊と警察。
警察は本来国内の治安維持のための合法的武力。
この警察を海外に置くとはどういう意味か。
これは自分が持っている武力を海外で行使すること。
これは例え対象者が自国民であっても、れっきとした主権侵害である。

これは今に起きたことなのか。
実際は前から起きていた。
スペインの人権観察団体Safeguard
Defendersが2022年1月に発表したレポートに、中国警察が
海外に手を伸ばしているという内容を明らかにした。
このレポートによると世界53カ国に中国の闇警察が存在していると明らかにした。
日本にも二か所存在する。世界で102か所。
これは2022年1月時点。最近は更に増えている。

中国闇警察の主な目的とは。
海外に逃げた中国人犯罪者を取り締まること。
中国外交部は否定しているが。
中国政府は海外で警察が提供するサービスをする拠点と解釈。
運転免許の更新、身分証明書の更新や発行をしていると。
ただしこれらの行為は実際領事行為に当たる。
本来この事が出来るのは大使館か領事館のみ。
例えこの言い訳が本当でもこれは許されない行為。

実際に闇警察がやっていることは。
・海外に逃げた中国人の非自発的帰国させること

非自発的帰国させるためにとっている三つの手法:
1.自国に残っている家族が逮捕されたり不便になるという強迫や恫喝
2.海外にいる中国人を直接脅迫する。
3.直接外国で拉致する。

これは1993年以降行われている行為だが、大っぴらになったのは習近平政権になってから
。「猟狐行動(キツネ狩り)」を反腐敗運動の一環として2014年から展開。きつねとは海外
に逃亡した中国人。

スペインの人権観察団体Safeguard
Defendersによると2021年4月から2022年7月の一
年とちょっとの間で、23万人の中国人が非自発的帰国をしたと発表。

中国には海外に逃亡した犯罪者の扱いに関して法律がある。
中国の法律条文解釈である中国監察法第52条釈義に非常規処置をとることができると記されている。
1.拉致
2.誘拐逮捕

中国の闇警察は主権侵害だけではなく、一種のサイレントインベージョン(静かな侵略)。これ
は侵略行為である。

中国の闇警察の問題を放置すると問題が起きる。
1.海外の中国人をコントロールし、その中国人がまた諸外国に影響を与える。
2.治外法権の拡大。
3.海外の闇警察はフェイクニュースの発信と中継基地。
4.闇警察が海外現地の犯罪集団(マフィア等)と連携。
5.情報を入手して現地の政治家を買収や脅迫。(スパイ活動)
6.中国人でない人も脅迫や拉致すること。(香港版国家安全法の行使)


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