立候補が認められるか危ぶまれる中、来週末に控える立法会予備選挙への投票を訴えている。
2020/7/4 黃之鋒 Joshua Wong フェイスブックより
【バアルに屈しない人たちを求めて】
国家安全法が成立して4日目、香港は白色テロの時代に入った。だが私はこれまでと同じように街頭に立って訴え続けている。同法の影響がどれほどに恐ろしいものなのか、粛清の度合いがどの程度のものなのかは分からない。だが、ルーズベルトがかつて「我々にとってただ一つの恐怖とは恐怖そのものである」と言ったように、日常的に抵抗を続けることが政権にとって最も影響を及ぼすことのできる答え方だ。
今日、ある市民が私に体を大事にしてほしいと言った。あるおばさんは泣きながら、(香港から)離れてと言った。中国への移送、(自分が)消えてしまうこと、無期懲役の危機と直面していることのすべてについて、私も承知している。しかし、人にはそれぞれの持ち場というものがある。私自身にも十分な考えと構想がある。これらの不確定な事柄に直面しても、自分が務めるべき役割を担うべきだと思っている。
面倒なこととは思わずに、投票に行ってほしいと街中で呼びかけるのは、悪法によって弾圧されている中で来週末に行われる選挙投票は、もはや政治綱領についての比較ではなく、また候補者の資質に対する評価によるものではないから。今回の投票は、「香港人は投稿しない」と世界に知らせ、中国共産党に多くの、とても多くの香港人が政権に屈さないと知らせる意味があるのだ。
中国共産党はいつ「外国勢力との結託」という名のもとで、私、黄之鋒を中国に移送するのだろうか。本当のことを言えば、これは予測が難しいと思っている。だが、私にとって初めての選挙で得票が多ければ多いほど、中国共産党が私を中国へ移送することの代償がより高くつくと信じている。中国移送の謀をすぐさま阻止することはできないかもしれないが、みんなが私に投票してくれたなら、その一票一票が、本来の選挙の勝敗を上回る意義を持つ。
選挙に立候補すると言ったとき、ある友人たちはなぜ私が「存亡への呼びかけ」を選挙キャンペーンのスローガンにするのかあまり理解ができなかった。だが、今、形勢がこれ以上に悪化しようのない状況になっている中、みんなもこのスローガンに共鳴してくれているに違いない。なぜあのころに、これほど深刻で、人々を遠ざけるような、希望を失わせるようなスローガンを打ち立てたのか、みんなは今分かったと思う。
幼いころに教会で聞いた聖書に登場するエリヤのように、バアルに投降していない7千の人を探している。誰もがみな危険にさらされている今、選挙に勝つかどうか、議会に入れるかどうかという問題ではなくなった。本当にみんなを必要としている。来週末にみんなが自分に投票してくれたなら、民意を強大な後ろ盾として、我々かつて国際戦線に参加した者を粛清しようとしている中国共産党によち多くの躊躇と圧力を与えることができる。
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