日本李登輝友の会日台共栄より転載
李登輝元総統が昨日退院
昨日午前、今月3日から椎骨(ついこつ)動脈狭窄のため入院中だった李登輝元総統が台
北栄民総医院を退院された。一昨年の大腸癌手術のときは術後17日目に退院し、今回のス
テント手術も術後17日目となった。
今回はもっと早めの退院を予定されていたが、原因不明の発熱が続いて退院が長引いて
いた。しかし、27日くらいから下がりはじめ、昨日の退院になったという。
もともと李登輝元総統の体温は低い。35度くらいだという。ステント手術の結果、「急
に血流が良くなって、身体が追いつかないから発熱しているのだろう」との診立てをする
お医者さんもいるそうだ。
入院中の李登輝元総統は無聊をかこって退屈され、早く退院して台湾のために働きたい
という気持ちが強かったとも漏れ聞く。意気ますます軒高のようで、おおいに安心させら
れた。入院のために延期された「生命の旅」の一環である宜蘭・花蓮の訪問再開をはじ
め、ますますのご活躍を期待したい。
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李登輝元総統が退院
【中央通信社:2013年7月29日】
(台北 29日 中央社)今月12日に頚部の動脈狭窄でステント治療の手術を受けた李登輝
元総統(90)は、29日、台北栄民総医院から退院した。
李氏は今月3日、目まいを訴えたため予定されていた講演を取りやめ同日午後入院、検査
の結果、椎骨動脈狭窄と診断され、12日に手術が行われた。
李氏の側近によると、元総統は2日間の観察期間を経て問題がなければ1週間程度で退院
できたが、術後に原因不明の熱が続いたためそのまま入院、36.7度まで下がって今朝退院
した。李氏の体温は平常より少し高めだが、担当の医療スタッフの決定で、解熱剤は使用
せず自宅で経過を観察することになっている。
退院の際、李氏は医療スタッフをはじめ、各界からの心遣いに謝意を表明した。