台湾の声ニュース2021.3.24 18:00 担当：多田恵
自由民主党の党内議連「保守団結の会」は２４日午後、参議院議員会館内で、会合を行ない、謝長廷代表の講演の後、「日台友情の更なる深化に向けた決議」を採択した。超党派議連である日華議員懇談会や党に対して働きかけてゆく。その要点は次のとおりである：
（１）故・李登輝元台湾総統を顕彰し、その誕生日である１月１５日を「日台友情の日」として位置づける。（２）公益財団法人日本台湾交流協会の拡充と「日台交流基本法」制定。（３）自民党と民主進歩党の定期協議、外交・国防を含む担当部署との対話。（４）日台貿易の倍増、再生可能エネルギー分野など新興技術の共同研究開発。（５）人的往来の倍増。（６）世界保健機関、国際民間航空機関、国連気候変動条約、国際刑事警察機構、地域的な包括的経済連携、環太平洋パートナーシップなど、台湾の国際的枠組み参加への協力。（７）東京電力福島第一原発事故に関わる、台湾の日本産食品に対する輸入規制の米国同様の扱いへの働きかけ。
保守団結の会の共同代表世話人である赤池誠章議員は、日本台湾交流協会が作成した「日台友情」デザインのマスクをつけて司会を務めた。会では３０個の台湾産パイナップルを購入し、出席した議員たちに有償で頒布した。会合には日華懇の古屋圭司会長のほか、日本李登輝友の会の渡辺利夫会長、浅野和生常務理事らも招かれ、日台交流基本法の必要性について説明を行った。謝長廷代表の講演では、昨年、中国の軍用飛行機や軍艦が１００回以上出現したことなどを説明した、また、日台交流基本法のような法律が整備されることが望ましいと述べた。
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