【ECFAの落とし穴】黄昆輝・台連主席が批判
「台湾の声」
台湾団結連盟(台連)の黄昆輝主席は6月16日、馬英九政権が台湾国民の反対
を無視して中国と締結を強行しようとしている両岸経済協力枠組協定(ECFA)に
関して、馬政権が明らかにした「アーリーハーベスト」(先行関税減免実施項目
)のリストの落とし穴を痛烈に批判した。
黄主席は、「アーリーハーベスト」のリストの中に、「自動車」(完成車両)
ではなく「自動車部品」しか中国が同意しなかったことを、「中国は台湾の自動
車産業を中国に移転させて生産させようとしているだけだ」と指摘し、「重要な
技術を中国に学習され、台湾の雇用にプラスならないばかりか、悪化する」と批
判し、ECFA締結を中止するよう訴えた。