【APEC】台湾の連戦代表が勝手に胡錦濤に平和協定の意欲伝達

【APEC】台湾の連戦代表が勝手に胡錦濤に平和協定の意欲伝達

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)に馬英九総統の代わりに首脳代表としてAPEC首脳会談に出席するため米国ハワイ・ホノルルを訪問している連戦・元副総統は、11月11日に中国の胡錦濤国家主席と会談し、APECと関係のない“両岸”(台中)平和協定の話題を持ちだし、「平和協定は両岸住民の共通の願いであり、適切なタイミングで検討してほしい」と胡錦濤国家主席に呼びかけた模様。

 馬英九総統は中国との平和協定について、「台湾世論の高いコンセンサス、両岸の相互信頼の十分な蓄積の上で、台湾の国益からの必要性、世論の支持、国会の監督を前提とすることが前提であり、この条件が未成熟であるうちは推進しない」という保証を明言していたが、それが早くも反故にされた形だ。

 台湾の野党・民進党は「中国国民党と中国共産党が党対党で“両岸”問題を密室会議で処理しようとしている」と反発を強めている。


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