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■David Koh (カリフォルニア在住)
林 編集長、「台湾の声」の皆様:
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。
昨年秋台湾に帰国、家内と久しぶりに花蓮を遊覧しました。初日の夜は「理想大地渡暇飯店」に泊まり、改めて台湾の素晴らしさを実感しましたがその台湾が翌日、タロコを観光している時に、続々とバスで入って来た中国人の旅行団に遭遇してぶち壊されました。バスを降りた連中はノータイ、片手にデジカメを吊るし、一方の片手にはタバコと中国人の典型的な傲慢な態度で大声と金切り声で怒鳴るような話しぶりに目をそむけました。
私達夫婦の写真を撮ってくれた連れの運ちゃんに一人の中国婦人が近づいて来て、彼女のカメラで撮って呉れと言うので彼は快く引き受けて二枚撮りました。
その写真は彼女の顔をクローズアップして大きく写して居り、その出来栄えに彼女吃驚して彼に撮影法を教わりました。運ちゃんは教えながら台湾語で私達に操作法も知らずに見栄に持っていると苦笑いしていました。そこで思い出したんですが、数年前中国を旅行した時よく目撃したのは、レストラントに入って席に着くと決まってする仕草は先ずポケットから舶来のタバコとライターを卓上に置いて身分を誇示する事です。虚栄と見栄の為に。
話が逸れましたが、かの運ちゃんが彼女に何処から来たかと聞いたら彼女はこう答えました。“私達広東から六泊七日の観光に来たの”続けて“今、私達は毎日一万人台湾に来ている。本来はもっと多く来れるけれど台湾のホテル、交通機関と設備が対応出来ないので限定しているのよ”それにつれて周りの連中まで異口同音に“私達は台湾の経済を助けに来ているんだ” 私達は呆れて返す言葉もなくその場を離れました。運ちゃん曰く“中華民族の文化だ。言わせて置け”と。
因みに去年2009年に台湾人が中国に観光に行った数は四百数十万人に対して中国人の観光客は僅か53万人に過ぎない。(自由日報2010/01/11)
たったの平均1500人/日で、日本、アメリカと韓国の観光客が激減しています。
中国が台湾を助けているのか、台湾が中国を助けているのか、共産党の宣伝に洗脳されている無知な中国人が情けなくて悲しくなります。
壮大な自然の美と原住民特有の文化が織り込んだリゾートライフを満喫した今回の帰国の旅でしたが一抹の翳りを残してロスに戻ったのは秋深い11月の終わりでした。
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■台湾究フォーラム関西講演会(事務局)近藤和雄
読者の皆様、明けましておめでとうございます。
李登輝学校に学んだ関西の同窓生が中心となって大阪で「日本と台湾を考える集い」を開催しています。
平成21年7月、第1回目の講演会を台湾研究フォーラムの多大なご支援を受けて開催して以降、独自に二ヶ月に1回、主として講演会・映画上映会等を実施してきました。昨年11月実施した第9回までに延べ560人の方々に参加していただくことができました。
この場をお借りして、講師としてお話くださった清河雅孝さん、蕭錦文さん、酒井充子さん、吉村剛史さん、久保耕治さん、梶山憲一さん、そして弁士としてお話くださった運営スタッフの仲間の皆さまにも厚くお礼を申し上げます。
次回は今月31日、第10回目の集いを予定(末尾のブログで紹介)しています。
今年も参加者それぞれが持つ台湾への「想い」をお互いに交流しながら、関西において日台の絆を強くしてまいりたいと考えています。
今後とも、皆さまのご指導・ご鞭撻宜しくお願いします。
http://taiwankenkyuforumkansai.blogspot.com/
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