【読者反響】台鉄に食堂車や寝台車の導入について

【読者反響】台鉄に食堂車や寝台車の導入について

              新潟 井貝正樹

このたび当ニュースにて台鉄の観光列車に食堂車や寝台車の導入が検討
されている事を知りました。
本当に一日も早い導入を願って止みません。

思えば35年前、初めて訪台して台北から台中までの汽車の旅をした時です。
古いボロボロの台北駅を出発した列車は市内の路上をゴトゴト走り、中華市場の
裏側や萬華の地上駅を通過し、特急の苣光号でも三時間半の旅でした。

当然食堂車も付いていたし一行6名はステーキの安さに感激しながら異国の鉄道旅情
に感激した所でした。高速道路開通と共に食堂車も無くなったと聞き、本当に残念だと
思っておりました。

台湾に限らず我が国のJRもどんどん優等列車を無くしております。新幹線も一分一秒でも
早く目的地に到着させようとして関係者は努力している様ですが、そんなに急いで旅行する人って何人いるのでしょうか?。わが国のJRも『何とか人を乗せないようにしょう』と考えているやに思えてなりません。

新幹線だって点と点を結ぶだけじゃ無いでしょう。途中の枝葉の支線客を集めてこそ乗客は増えて行くのだと思います。

そして乗客も時間を気にしているビジネス客だけでしょうか?。駅弁買ってワンカップ持って、ゆっくりと汽車の旅を楽しみたいと思っている人だって乗客です。
急いで行かなくとも、ゆっくりと一晩掛けて明日までに到着すればいいと言う人だって乗客です。

ブルートレインをどんどん無くし、在来特急をなくし、都市間直通列車をもどんどん減らしております。
一番困っているのは年配者や弱者や子供連れのお客です。乗り換え時間が2〜3分しかないと言ったって我々でさえもトイレや雑誌の買う時間に四苦八苦しています。
だからみんな高速バスや車に乗客を取られているのでしょう。

このたびの台鉄の『食堂車』『寝台車』の復活を首を長くして大いに期待をしているところですね。もし実現したならば友人知人、そしておかあちゃんでも連れてゆっくりと台湾の旅を楽しみたいと思います。


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