I.A 東京在住読者
「台湾の声」、動画みました。すごいなぁと思います。
今、日本では率先して国の事を思う若者はあまり見かけませんが、台湾では、本当に多くの若者がヒマワリ学運にも参加していて、健全さを感じます。
38年もの間、戒厳令が布かれていたのに、また、中国よりの教育を受けてきたのに。
今、蒋介石の銅像を取り払おうと高校生が動き出していることに、台湾人の生命力の強さを感じます。
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【映像・台湾高校生の訴え】蒋介石の像を追い出せ
(転載自由)
https://www.youtube.com/watch?v=RkEJYG88PQc#t=68
台湾では1987年7月15日に38年にわたる世界最長の戒厳令がようやく解除された。戒厳令時代には無数の台湾人エリートが蒋介石政権の弾圧によって投獄され、虐殺された。
その残酷な蒋介石は、我々台湾人の最大の敵である。
ところが、今でも彼の銅像が台湾の各高校の校庭に置いてある。私の高校時代には学校常駐の軍事教官が学生たちを監視し、蒋介石の銅像に一礼してからでないと学校に入ることが許されなかった。
戒厳令解除27周年に合わせて台湾の高校生たちが映像を作り、蒋介石の銅像を校庭から撤去するように訴えている。
尚、映像の冒頭は私の母校「建国中学」の正門であり、後ろにある赤レンガの建物は日本統治時代に建てられたものだ。その建物は日本と台湾との師弟の絆とみてもよいだろう。
しかし、少なくない日本の保守派が今でも蒋介石のことを美化して彼の記念碑まで建てている。
それは台湾人の心を踏みにじるものだ。
そのことは台湾の歴史への無関心だけでなく、傲慢さによるものだと私は感じる。
「台湾の声」編集長 林 建良