「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)
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1月27日に蔡英文総統は内閣改造を発表。
新しい行政院長(首相)は陳建仁前副総統。
副行政院長に鄭文燦前桃園市長。
今回の人事、蔡英文総統は「温暖堅靭」
暖かくて強靭な内閣を作りたいと発表。
陳建仁は学者で、政治的手腕が未知数。
公衆衛生の権威。
いつもニコニコしている暖かいイメージ。
陳建仁は4年間副総統を務めたのだが、副総統は実権のない政治色の薄い役職。
副行政院長(副首相)の鄭文燦は地方政治の経験があるが、中央での経験はあまりない。
鄭文燦も民進党の中では比較的敵が少ない政治家。
この人事から見えるメッセージとは、
陳建仁も鄭文燦も民進党内では敵が少ない。
鄭文燦は蔡英文と頼清徳両陣営とも良好な関係。
今回の人事は党内の関係を修復するというメッセージがある。
今回の内閣改造人事のポイント:
1.主要な閣僚ポストに就く女性が多い。最低6名以上
2.前内閣からの留任者が多い。
3.新しく就任する人は台湾の選挙の洗礼を受けたことがある。
この内閣から分かるのは党内部と外部に対しての和解のメッセージ。
2024年の総統選挙の勝敗を握る最大の鍵、
蔡英文と頼清徳陣営の和解。
総統府秘書長、日本の内閣官房長官に相当するポストに、
林佳龍が就任した。
蔡英文と頼清徳の派閥に属さない第三の派閥の長である林佳龍。
林佳龍は頼清徳と蔡英文の和解に繋がるキーパーソン。
この内閣の最大の仕事は「和解」
これができれば2024年は勝てる。
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