著者 藤井厳喜
新書
出版社: 幻冬舎 (2013/7/28)
言語 日本語
ISBN-10: 4344983130
ISBN-13: 978-4344983137
価格: ¥ 840
内容紹介
各国が規制強化!
しかし、もはや裏金・闇資金が、世界経済の中心にある。
世界各国の税収が極端に減少している。税金は表の経済にしか、かけられないからだ。タックスヘイブン(租税回避地)やシャドーバンキング(影の銀行)を使った、いわゆる脱税や資産隠し、麻薬や売春や賭博によって生まれ蓄えられた金をアングラマネーと呼ぶ。世界の年間総生産70兆ドルの約25%がタックスヘイブンに流れ、シャドーバンキングの規模は約67兆ドルにまで拡大。もはや中央銀行やIMFも制御できない闇資金の環流が世界経済を揺さぶっている。その歴史と仕組み、各国最新事情を詳細に解説した画期的な書。
・世界の3大脱税国はアメリカ、ブラジル、イタリア
・アップルが開発し、世界のグローバル企業が軒並み利用する合法的脱税スキームとは!?
・脱税の規制を強化をするアメリカ自体が、巨大な脱税とマネロンのメッカ
・世界で最も複雑なロンドン「シティ」とイギリス領ケイマン諸島の仕組み
・国際的な規制強化で追い詰められた銀行国家スイス
・バチカンとマフィアが中心!? イタリアはGDPの35%がアングラ経済
・取り締まり強化でヴァーチャル化するアングラマネー ほか
著者について
藤井厳喜
1952年、東京都生まれ。国際政治学者・未来学者。1977年、早稲田大学政治経済学部政治学科を卒業後、クレアモント大学大学院で政治学修士号取得。ハーバード大学政治学部大学院にて政治学博士課程修了。ハーバード大学国際問題研究所日米関係プログラム研究員・政治学部助手を経て帰国。現在は拓殖大学日本文化研究所客員教授、ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役、呉竹会アジア・フォーラム代表幹事、日米保守会議理事兼事務局長などを務める。近著『米中新冷戦、どうする日本』『日本人が知らないアメリカの本音』(ともにPHP研究所)、『バカで野蛮なアメリカ経済』(扶桑社新書)等。