】「台湾の専門家がふさわしい」
http://japan.cna.com.tw/news/apol/202004160008.aspx
2020/4/16 フォーカス台湾より
(ワシントン中央社)米国防総省元官僚、ジョセフ・ボスコ氏は米政治専門紙「ザ・ヒル」に寄稿し、世界保健機関(WHO)の事務局長は有能な公衆衛生の専門家がテドロス氏に取って代わるべきだとし、台湾の専門家が候補者としてふさわしいとの見解を示した。寄稿は15日付で掲載された。
ボスコ氏は寄稿で、トランプ氏は北京当局とWHOの行為を把握しており、断固とした行動を取ろうとしていると言及。トランプ氏が取りうる選択肢として、WHOへの資金提供停止や脱退、別の組織の設立、台湾の加盟承認要求を挙げた。また、5月のWHO総会で新たな事務局長を任命することももう一つの選択肢だとした。
ボスコ氏は現事務局長のテドロス氏について、新型コロナウイルスの対応における中国との結託の可能性や長期的な台湾排除支持、人種差別を受けたとして台湾を非難したことなどを指摘し、「パンデミック(世界的大流行)に対応した経験を有し、中国の政治的手法に免疫がある有能な公衆衛生専門家に取って代わられるべきだ」と主張した。その上で、「完ぺきな候補者は台湾の多くの専門家の中にいるかもしれない」と提言し、具体例として中国・武漢の異状を察知し、WHOに報告した衛生福利部(保健省)疾病管制署職員を挙げた。「パンデミック期間中に間違ったことしかしない人を正しいことしかしない人と入れ換えるのが適切」と訴えた。
ボスコ氏は2005~2006年に米国防総省中国部長を務めた。現在は米シンクタンク「グローバル台湾研究所」諮詢委員会のメンバー。
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