【李登輝元総統】台湾一周の旅へ

【李登輝元総統】台湾一周の旅へ

【中央通訊社:2012年4月17日】

 (台北 17日 中央社)昨年11月に大腸がんの手術を受けた李登輝元総統(89)が、あす
18日から3日間の日程で台湾南部の小旅行に出かける。退院以来初めての遠出で、医師が同
行するが体調は良好とのことで、今後も順次各地をめぐり、8月ごろまでには台湾一周を終
えたいと意気込んでいる。

 李氏の事務所によると、台湾一周計画は、古くからの友人を訪ね歩き、また各地の産業
などを参観するのが目的。明日からの第一弾では、最南端の屏東県と隣接する高雄市を訪
れ、日本統治時代に造られた地下式灌漑設備「二峰圳」(屏東)と、2009年の台風で
大きな被害を受けた小林村の跡地(高雄)を見学する。

 李元総統はステージ2の大腸がんで昨年11月1日に摘出手術を受け半月ほど入院、静養を
続けていたが順調に回復し、今年1月の総統選挙以降は徐々に外出も増えていた。


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