台湾文化センターとアジアンパラダイスの共催により2016年3月から12月まで「台湾映画の新しい潮流を感じよう!」と題した上映会&トークショーを実施することになりました。
8回のイベントを通して新しい台湾映画の潮流と現在を作品から感じ取っていただき、その背景や台湾映画界の最新情報を織り交ぜながらのトークで台湾映画の魅力をお伝えします。
第一回は『海角七号〜君想う国境の南』!
低迷する台湾映画界のカンフル剤となった、魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)監督のデビュー作。台湾南部のリゾート地でライブ開催に関わる人々の人間模様と、日本人教師と台湾女性の60年にわたる愛の軌跡が交差して綴られる上質のエンタテインメントです。
トークショーでは、台湾映画の大きな節目となった魏徳聖監督の第一作が果たした役割と、監督が準備中の新作情報などもお伝えします。(トーク約60分間の予定)
「台湾映画の新しい潮流を感じよう!」上映会&トークショー
『海角七号〜君想う国境の南』
日時:3月21日(月/祝)13時30分開場、14時開演
会場:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
スピーカー:江口洋子(台湾映画コーディネーター、アジアンパラダイス主宰)
入場:無料。予約制。予約は当ページ一番下またはこちらの申し込みフォームまたは電話またはメールで。※定員(100名)になり次第締切
03-6206-6180 (月〜金 10時〜18時)
moctokyo@gmail.com
主催:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター/アジアンパラダイス
協力:マクザム
『海角七号〜君想う国境の南』(2008年台湾公開、2010年日本公開)
監督・脚本:魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)
出演:范逸臣(ファン・イーチェン)、田中千絵、中孝介
配給:ザジフィルムズ/マクザム
(C)2008 ARS Film Production. All Rights Reserved.
【ストーリー】
1940年代、日本統治下の台湾。若い日本人教師が、日本名を友子という台湾人の教え子と恋に落ちた。しかし、間もなく迎えた敗戦によって教師は帰国することになる。港に佇む友子を残して引き揚げ船に乗った彼は、日本に着くまでの7日間、海上で尽きせぬ想いを手紙に綴るのだった…。
60年後の現代。台北でプロ・ミュージシャンになるという夢に敗れ、台湾最南端に位置する恒春に帰省した青年・阿嘉(アガ)は、嫌々郵便配達のバイトをしている。ある日、日本人歌手によるコンサートの前座を務める地元バンドが結成されることになった。無理矢理一員に加えられた阿嘉だったが、メンバーはキャリアも年齢もバラバラでトラブルが絶えない。おまけに、イベントのマネージャーとして雇われた日本人女性・友子とは衝突してばかりだ。
そんなある日、阿嘉は郵便物の中に、今は存在しない住所・海角7号宛ての小包を見つける。中には1枚のモノクロ写真と、日本語で書かれた7通の手紙が入っていた。それは60年前、日本人教師が恋人・友子に綴ったあの手紙だった…。