佐藤 千枝
数年ぶりに台北駅に行ってみると驚いた。
昔はだだっ広くガラ〜ンとして昼間でも薄暗かった一階はあちこちのお店が出来て
天井にも照明が増え、とっても明るくなった!
お店も中華風のお土産屋もあるが、テイクアウト専門のお寿司屋や友の会事務局のK氏に良く似たイラストが看板に描かれている【てつおじさんのチーズケーキ】(日本語で書いてある)など、日本のお店が目立ってる。
2階に上がると、上海料理のレストランや担仔麺など台湾料理のお店が並ぶセルフコーナーもあるが、ビアードパパのシュークリーム・大福を中心とした和菓子屋、大戸屋、回転寿司、蕎麦屋、うどん屋、トンカツ屋、鉄板焼き、ラーメン屋、シャブシャブなど日本の鍋料理専門店。
さらに、カレー屋だけのセルフコーナーがあり、【八番赤野】(日式煮カリー(本当は漢字)飯)【富士山カレー】(チキンカレー)
【横浜カレー】(ポークカレー)【車屋】(オムライスカレー)と日本のカレー屋とインドカレーが2軒ほど並んでいる。
他にもお好み焼きとヤキソバのお店や和洋創作料理レストラン、たい焼きやたこ焼きやもある。
日本資本と台湾資本の日本食屋がごちゃまぜだ!
それに、東急ハンズと無印良品まである。
ここは、本当に台北駅か!
これはもう一過性の流行ではなく、日本の食文化が台湾に定着したのだと思う。
アメリカで生まれのカルホルニア巻き・日本のたらこパスタのように台湾オリジナルの日本料理がもうあるかもしれない。
そして日本に逆輸入現象が起きるのも近いかも。
ここは、ぜひ中国人観光客にも行って欲しいな。
台湾の中で日本がどう思われているかが解るし、台湾人が中国人とは違うという事が実感できるだろう。
今度行ったら、ぜひ和洋創作レストランの看板に書いてあった《さばの塩焼き定食》を食べてみたいです。