【台湾総統選】親民党の宋主席が立候補−三つ巴で与野党激戦に

【台湾総統選】親民党の宋主席が立候補−三つ巴で与野党激戦に

2011.11.25 産経新聞

正式に立候補を届け出た親民党の宋楚瑜主席(左)と副総統候補の林瑞雄氏=24日午前、台北市の中央選挙委員会(吉村剛史撮影)

 【台北=吉村剛史】来年1月14日投開票の台湾総統選で、野党・親民党の宋楚瑜主席(69)が24日、台北市の中央選挙委員会に出馬を届け出た。これにより、再選を目指す与党・中国国民党(国民党)の主席、馬英九総統(61)と、政権奪還を目指す最大野党・民主進歩党(民進党)の蔡英文主席(55)ら3候補が出そろった。近く予定されている公開討論会などで本格的な選挙戦がスタートする。

 馬氏は21日、蔡氏は23日に届け出済み。

 最近の各種世論調査などによると、馬氏と蔡氏の支持率は伯仲しており、選挙戦は事実上、両氏の一騎打ちになるとみられている。

 宋氏は元国民党秘書長(党幹事長に相当)で、親民党は当初、国民党と協力関係にあった。宋氏の支持基盤が国民党と重なることから、選挙戦では馬氏への影響がより大きいと指摘されている。


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