【台湾映画】11月1日から公開上映「祝宴!シェフ」

【台湾映画】11月1日から公開上映「祝宴!シェフ」

               日台平和基金会 広報局

台湾大好きの方々の間では来春公開される映画「KANO」で盛り上がっていますが、その前に、今上映されている台湾映画にも着目しましょう。

ここに紹介するのは、11月1日から公開上映されている「祝宴!シェフ」。

台北に住む主人公・小碗(シャオワン)は神と呼ばれた料理人を父に持つ売れないモデル。
父親は彼女の才能を見込んで料理人を継がせたかったのだが、彼女に全くその気はなく(かつ魚は見るのも嫌い)、父の死後モデルを目指して故郷の台南を離れ台北へ行ってしまう。
そんな彼女が自慢の手料理を用意(才能はあるのだ)して彼を待っていたのだが、現れたのは彼の借金の取立屋2人組。

何でも彼の借金の保証人に彼女がなっている、というのだ。
3日以内の返済を迫られるも当然払えない。
結局夜逃げして故郷の台南に戻るのだが、実家は何と差押えられ、母(パフィー、継母)は夜逃げしていた。

行き先はすぐ分かり母と再会するのだが、店は父の死後弟子の財(ツァイ)に裏切られ、料理対決にも破れ(母には料理センスが全くない)多額の借金をかかえ、ここに夜逃げしてきたのである。

ネアカな母は現在も懲りずに料理店をやっているが、当然ながら閑古鳥。
しかし小碗の帰郷で何かが変わる。

ひょんなことから「全国宴席料理大会」出場することになり、小碗・パフィーに、台南まで追っかけてきた取立屋2人組、父の料理の師匠(既にボケている)とその介添人が加わったトンデモないメンバーで大会に臨むことになる・・・
ここに正体不明の「料理ドクター」や父のライバルだった料理人、ネットおたくの3人組などがからんで話を盛り上げ、料理大会の審査員の「期待通りのリアクション」で映画は最頂点に達する。

決勝戦の相手は、かつて父と母を裏切った財、結果は・・・それは見てのお楽しみ。
「最後のアウトが守備妨害」的なオチもあり、145分隅々まで楽しめる、“笑い”と“涙”のフルコース、どうぞ召し上がれ!!

この映画、ストーリーそのものは大変楽しめるが、スクリーン一杯に広がる皿やフライパンで調理される様子は迫力満点、パンフレットのレシピと合わせてみれば、私も料理人になれそうな気がしてしまう。

また呉念信氏演じる伝説の料理人は人情味タップリ、浮ついた小碗が料理に本気になるきっかけとなる。

字幕・吹替え両方あるが、可能なら両方見てみたい作品(吹替えでは、北京語は標準語、台湾語は博多弁の感じ)。

現在東京では「シネマアート新宿」、「ヒューマントラストシネマ有楽町」で上映中。

詳細は↓「祝宴!シェフ」公式ホームページご参照。

http://shukuen-chef.com/


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