令和元年(2019年)5月1日
新元号「令和」を迎え、台僑の皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
去る3月18日、頼清徳氏が総統選出馬表明した日を境に、現職の蔡英文総統を支持する陣営及び民主進歩党の内部の矛盾が浮き彫りになったのは周知の通りです。毎日のようにマスメディア、SNSを通じて双方の支持者が相手の陣営を攻撃し合う状況に陥っており、台湾本土政権を支持する組織及び支持者の焦燥感を煽っている事態となっております。
蔡氏、頼氏は共に我々が支持する台湾本土政党のエリートであり、数少ない台湾人の逸材だと信じております。この得難い逸材の支持者同士が、我々最大の敵である中国国民党及び中国共産党の前で、仲間割れを晒している様に見えるのは非常に残念なことだと思いませんか?
「敵が喜び、味方が悲しむ」、この様な言動を台湾人が続けていけば、我々の本土政権は維持できなくなるどころか、台湾人の本土政権は滅び、許世楷大使が危惧していた「祖国の交替」を余儀なくされます!台湾人は、中国共産党の支配下に置かれ、今の香港人、ウイグル人、チベット人のように未来永劫奴隷と化してしまうでしょう。
そこで理事団体の皆様にご提案させていただきたいのは、2020年の総統選は言わば「台湾
Vs.中国国民党(中国共産党)の戦争」です。決して「蔡英文
Vs.頼清徳の政争」ではないはずです。今は台湾国内に於ける真の敵、真の味方をハッキリと見極める時であり、お互いを刺激し合う必要のない言動は自制し控えていきましょう。
現時点において肝心な事は台湾民主化の大局を鑑みて、それぞれの支持者が蔡、頼両氏の良いところをお互いに称賛し合って「大同団結」を促し、民主進歩党内で正式に候補者が一本化された時点でその候補者を全面的に支持する、此れこそが中国国民党及び中国共産党に立ち向かう我々に残されている唯一無二の武器(対抗策)ではないでしょうか?
我々台湾人の子々孫々に対し、台湾本土政権を受け継がせるべくお互い手を繋ぎあって団結して参りましょう。
全日本台湾連合会
会長 趙 中正
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