2/5(月) 18:38配信 中央社フォーカス台湾 [写真] “あなたは「台湾」(Taiwan)という名義で全ての国際スポーツ試合および2020年東京オリンピックに参加申請することに同意しますか”と書かれたボードを持つ沈清楷、陳永興の両氏と、許龍俊、黃淑純、陳南天の各氏(中央〔通訊〕社)。
(台北 5日
中央社)「チャイニーズタイペイ」ではなく、「台湾」名義での東京五輪出場を目指す市民団体が5日、公民投票(国民投票、住民投票)発議に賛同する4488人の署名を中央選挙委員会に提出した。署名の筆頭者はメキシコシティ五輪(1968年)女子80メートル障害の銅メダリスト、紀政氏。同委員会が発議を認めれば、さらに多くの署名を集め、実施を請求することが可能になる。
団体共同発起人の一人、李登輝民主協会の張燦鍙(ちょう・さんこう)理事長は同日、開始から3週間以内で第一段階の署名を完了させたと述べ、次段階の署名活動に入るためにも、一刻も早く審査を終わらせてほしいと選挙委員会に訴えた。
投票では、「台湾」名義で全ての国際スポーツ大会及び東京五輪に参加申請することについての賛否を問う。張氏は、年末に行われる統一地方選挙との同時実施を目指しているとし、2018年を台湾のスポーツ元年にしたいと意気込んだ。
台湾では昨年末、発議や立案、可決の条件の大幅な緩和が盛り込まれた公民投票法改正案が立法院院会(国会本会議)を通過、先月に施行された。
全国レベルの国民投票の発議には、直近の総統副総統選挙の選挙人数の1万分の1の賛同者が必要。前回(2016年)のデータ、1878万2991人に基づくと、最低ラインは1879人。
発議が成立した場合、同1.5%の署名を集めて中央選挙委員会に請求し、同委員会の審査を通過すれば、公布後1~6カ月以内に投票が実施される。賛成票数が有権者数の4分の1以上かつ反対数を上回れば可決となる。(呂欣セン、李淑華/編集:塚越西穂)
「台湾」代表で東京五輪出場を
市民団体が公民投票推進へ
【社会】 2018/01/15 16:14
(台北 15日
中央社)「台湾」名義での東京五輪出場を実現させようと、市民団体が公民投票(国民投票、住民投票)実施に向けて動き出している。団体共同発起人の一人で、李登輝民主協会の張燦鍙(ちょう・さんこう)理事長は15日、台北市内で開かれた記者会見で、「台湾は台湾」であり「チャイニーズタイペイ」という国は世界に存在しないと主張。スポーツ大会における台湾代表への名称変更は社会で高い共通認識が得られているとし、台湾名義での東京五輪出場を目指す公民投票の推進には強力な正当性があると述べた。
台湾では先月、公民投票に関する法律の改正案が立法院院会(国会本会議)を通過。今月5日に施行された。発議や立案、可決の条件の大幅な緩和が盛り込まれ、公民投票が推進しやすくなるとみられている。
団体によると、投票では、全ての国際スポーツ大会および東京五輪への「台湾」名義での参加申請について賛否を問うとしている。
公民投票を推進する「2020東京五輪台湾正名行動チーム」の沈清楷座長は、旧正月(春節、今年は2月16日)前の来月中旬には投票の発議を完了させる方針を示した。署名が順調に集まれば、年末に実施される統一地方選挙に合わせて公民投票を行えるだろうと語った。
全国レベルの国民投票を発議するには、直近の総統副総統選挙の選挙人数の1万分の1の賛同者が必要。同1.5%の署名を集めて中央選挙委員会に請求し、同委員会の審査を通過すれば、公布後1~6カ月以内に投票が実施される。賛成票数が有権者数の4分の1以上かつ反対数を上回れば可決となる。
(范正祥/編集:名切千絵)
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