中国メディア「中国新聞網」8月4日付は、補給艦「駱馬湖」の実弾射撃訓練が、「無駄遣いだ」と支隊部長に批判されたと報じた。記事によると、南部戦区海軍の補給艦「駱馬湖」の劉利鋒(りゅう・りほう)副艦長が砲手に対し、遠方の機雷を撃破するよう命じた。撃破後、大砲内には5発の砲弾が残ったが、劉副艦長は砲弾を1発残らず射撃するよう命じ、砲手は連続5発の砲弾を撃った。本来「優秀」との訓練評価であったものの、その晩に行われた評価会議で、訓練を指導した支隊参謀長は、砲弾を使い切るための5発の射撃は「何の訓練効果があるのだ?」と述べ、「無駄遣いだ」と批判した。
記事はさらに、かつて八路軍の老兵が当時の戦争を回顧して、「一人につき銃弾5発と手榴弾1個しかもらえなかった。敵と100メートルくらいの距離まで迫った時に銃を撃ち、30メートルの距離で手榴弾を投げた。それから素早く敵の中へ入ったら剣で戦う。1回の戦闘が終わった時には2発の銃弾しか残っていないものだった」と述べた発言などを紹介している。
こうした軍の浪費を報じる記事が出たのは、軍事委員会主席である習近平を暗に批判するもので、軍事費の削減を求める意見の観測気球ではないかと憶測を呼んでいる。現在、北戴河会議に出席するため、政府高官が現地入りしていると言われているが、反習近平派による習近平批判が噴出し始めたとみられる。
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