【ニュース】欧鴻錬外相が台中同時承認を「言い間違い」と否定
2009.3.23
2009.3.23
「台湾の声」
エルサルバドルのフネス次期大統領が中華人民共和国(中国)と国交を結ぶ意
向を示したことに対して、先日、台湾立法院(国会)で「反対しない」と答弁し
、台中同時承認の可能性に含みを持たせた欧鴻錬・外交部長(外相)は3月22日
、「いい間違いだった」と発言を事実上撤回した。
欧外相は、「二重承認は絶対に認められない」と強調し、発言の真意は中国と
エルサルバドルが経済貿易交流を深めることに反対しないということであると釈
明した。
欧外相は3月19日の立法院で、エルサルバドルが中国と国交を樹立しても台湾
からエルサルバドルとの国交断絶することはないとの旨を答弁していたが、その
後、総統府が「二重承認」は認められないとして、台中同時承認の方向性を否定
し、「一つの中国=中華民国」の立場を強調したため、欧外相は答弁発言を修正
せざるを得なかったとみられる。