【ニュース】チベット民族蜂起50周年記念日、台湾でチベット支援集会
2009.3.11
台湾の声
ダライ・ラマ14世が亡命するきっかけとなったチベット民族蜂起から50周年を
迎えた3月10日、世界各地でチベットデーとしてチベットを支援する集会が開か
れた。
台湾では台北市内の自由広場で夜7時30分からチベット支援集会が開かれ、台
湾人権促進会、台湾チベット友の会、チベット婦女連合会等の団体が参加した。
会場では蝋燭で「Free
Tibet」の文字を浮かび上がらせ、チベット民族蜂起の殉難者を追悼し、チベット
人の自由と人権を訴えた。
周美里・台湾チベット友の会(台灣圖博之友會)会長は、「チベット人民は海
外亡命生活を50年にわたって強いられている。中国統治下のチベット人は高圧的
な圧迫統治を受けている」と訴え、チベット人を汚名化し、歴史を歪曲し、平和
非暴力を貫くダライ・ラマを悪魔化し、チベット族と漢族との関係を挑発する中
国を痛烈に批判し、周会長は、台湾国民がチベットに関心を持ち、中国がチベッ
トに対する迫害をやめるよう呼びかけた。
周美里会長は、台湾団結連盟(台連)の政策・宣伝部執行長を務め、ダライ・
ラマに近い亡命チベット人の夫をもつ。
このほか、10日午前に高雄市の中央公園でもチベット支援集会が開かれ、陳菊
・高雄市長は3月10日を「チベット・デー」とすることを宣言した。