【民主党議員】独裁者への礼賛手記

【民主党議員】独裁者への礼賛手記
小沢訪中団「新人議員」が胡錦濤に感動―礼賛手記に見るあの国の恐るべき影響

            永山英樹

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“十日夕方、冬の太陽が沈み始めたころ、胡錦濤主席と小沢幹事長が引率する民
主党の議員たちは人民大会堂で会談をしました”

こう書くのは先日の小沢訪中団に参加したある国会議員の手記である。それが中
国語に訳されて人民日報傘下の環球時報に掲載されているので、ここではさらに
日本語に訳して紹介してみたい。

ただしあくまで中国語訳のそのまた直訳だ。原文はもっと格調高いかとも思う。

翻訳を続けよう。

“天安門の斜向いにある人民大会堂は中国の国家的な宴会、会議の場所です。直
径二米、高さ二十五米の巨大な大理石の門柱の後ろが中央大庁で、大庁の屋根に
はたくさんの水晶灯がぶら下がっていて、柔らかく暖かな金色の光を出していま
した。・・・柔らかな赤い絨毯の上には・・・”

と、人民大会堂の内側の立派な様子に賛嘆しつつ、次のように書いている。

“胡錦濤主席が現れそうです。本当に緊張しました。ある人が、議員たちは胡主
席と握手できると言いに来ました。そこで議員たちはピューと先を争って列に並
びました”

“私もそこに並びました。しかし限られた時間の中で、胡主席は何人と握手でき
るのでしょうか。私は自分にまで順番が回ってくるかを心配しながら待ちました
。胡主席は百四十三名の議員一人一人と握手をし、あっと言う間に私の番になり
ました。私は胡主席と三秒間握手し、お互いを注視しました。私は胡主席の手の
ひらの大きさと暖かさを感じました。それから胡主席の大気と、中国の国家自体
の大気も”

繰り返すが原文はもっと格調高いかもしれない。ここではあくまで中国語に直訳
しただけだ。

それから「胡主席の大気」「中国の国家自体の大気」だが、この「大気」が原文
でどうなっているかは知らない。日本ではあまり使われなくなった言葉だ。中国
語では「堂々とした様子」だとか「太っ腹」などの意味があるようだが、やはり
そのような形ではあまり使われていないとのこと。

記事のタイトルが「小沢訪中団議員が訪中で感想文/中国の大気を感じた」なの
で、ここがちょっと重要なのだが。

いずれにせよこのように、胡錦濤の威厳、中国の威厳に圧倒され、感動したと感
想を書いたことが、向こうでは報道されたわけである。

日本の議員をも平伏させたわけだから、このニュースは胡錦濤の政策にとっては
有効となるのだろう。国威発揚にも大いに役立つ。

議員本人も今頃は、幸せを噛み締めているかも知れない。何しろ中国の新聞が自
身の中国への友情を大きく紹介してくれたのだから。

記事によるとこの議員は「名は横粂勝仁で二十八歳」「今年の日本衆議院選挙で
初当選し、団の中では最年少議員」と書かれていた。この新人議員は、よほど向
こうの演出によって感動し、萎縮し、日本の国会議員としての理性を失ってしま
ったようだ。

胡錦濤との握手のため、順番を争ったと言う議員たちも理性を失っている。その
醜態を国の有権者の前で見せることができるのか。もちろん握手の際に撮影して
もらった写真は、機会あるごとに、人に見せて自慢するのだろうが。

「私は、藤原よしのぶ参議院議員の後、二人目で胡首席と握手をしました」と自
らのブログで披露する階猛衆議院議員は、こう書いている。

“「ニーハオ」と挨拶を交わし握手をしましたが、中国の最高権力者という雰囲
気を感じさせない温厚で庶民的な印象でした。訪中団のみなさんは、これまで以
上に中国に親近感を抱いたのではないでしょうか”。

この人も横粂勝仁氏と同じような感慨を抱いたようだ。威厳漂う空気の中での暖
かみある演出で相手の心を捉えるのは中国の得意技である。

産経(十七日)も、胡錦濤と訪中団が集合写真を撮影する際、「胡氏の後ろで写
ろうと議員らの場所争いがあった」との議員の目撃談が載っている。

これほど媚中心理状態に陥ってしまえば、中国に物など言えなくなってしまうの
は当然だろう。

横粂議員が予め知っておくべきだったのは、人民大会堂は「宴会、会議の場所」
であると同時に、外国の賓客を籠絡するための施設でもあることだ。

そもそも胡錦濤の一人一人への握手は、国内の対日強硬派から批判を受けかねな
いほどのものだったそうだ。それでも敢えてそれをしたのには、何かしらの大き
な効果、利益を期待してのことなのだろう。

このように中国の威厳に打たれ、利益誘導に惑わされ、あるいは恫喝された政治
家たちに国政が握られているのが日本なのである。中国の日本の政界に対する工
作の恐ろしさを思い知らされる。

公明党の高木陽介幹事長代理は十二日のテレビ番組で、鳩山首相が習近平副主席
の拝謁を特例で許させたことについて「小沢幹事長が中国に行って胡錦濤主席と
会った。お返しなのかなという、うがった見方をする流れも出てくる」と批判し
たが、これが事実なら小沢はすっかり中国のコントロール下で国家国民への背信
行為を行っていることになる。

そしてその小沢が民主党議員を悪の世界(日中友好世界)へと引き擦り込んでい
る。横粂勝仁など新人は、一度この世界に足を踏み入れたら抜け出すのが大変だ

理性を失い、中国礼賛へと走る議員一人ひとりに、我々国民は警戒せざるを得な
いのだ。

追記:横粂氏は「胡錦濤は器が大きい」と語ったとの報道がある。従って「大気」
ではなく「大器」か(中国語で発音は同じ)。

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