る。その案内の冒頭には「今年のテーマは『人』。中学生の野球交流から始まった杉並と台湾の交
流、台湾でダムを作った八田與一や日本超高層建築の父・郭茂林など日本と台湾の絆を支えた人々
や、実話を元に台湾の故郷再生を描いた日本未公開作品『太陽の子』上映など、まるごと紹介しま
す」とある。
そこで「中学生の野球交流から始まった杉並と台湾の交流」とはどういうことだろうと思って、
ちょっと調べてみると、東日本大震災が起こった年の平成23年(2011年)12月22日付で出された杉
並区の案内として「台湾との中学生野球交流事業の実施について」(下記)があり納得した次第。
<昨年(平成22年)の10月、杉並区軟式野球連盟から、野球技術の向上及び視野の広がりなど健全
育成を目的に、「日本と同じように野球が盛んな台湾とぜひ交流をしたい」旨の強い要望が区に出
されました。この要望を受け、区は、杉並区梅里在住の、駐日台北経済文化代表処文化部次長の要
職を務める「林默章」様にお話をしたところ、台湾側からご快諾をいただき、今年度、中学生の異
文化理解、国際理解を深める契機とする目的で、杉並区と台湾の「中学生野球交流事業」が実施さ
れることになりました。>
杉並区は、福島県南相馬市と災害時相互援助協定を結んでいる関係から、東日本大震災で大きな
被害を受けた南相馬市を支援してきたそうで、この野球交流事業にも南相馬市中学生軟式野球チー
ム「オール南相馬」を招待、杉並区中学生軟式野球チーム「オール杉並」とともに訪台、親善試合
を続けてきているとのこと。
このような杉並交流協会が主催する「まるごと台湾フェア」、ご都合がつくようでしたらぜひお
出掛けください。下記に地元紙「高円寺経済新聞」の記事をご紹介したい。
◆まるごと台湾フェア─人でつながる台湾と日本【9月10日(土)10:30〜17:00】
http://suginami-kouryu.org/contents/code/20160910taiwan
・会場:セシオン杉並(杉並区梅里1−22−32) 東京メトロ丸の内線:東高円寺駅 徒歩5分
杉並で「まるごと台湾フェア」 映画上映や台湾グルメ販売など
【高円寺経済新聞:2016年8月30日】
セシオン杉並(杉並区梅里1)で9月10日、「まるごと台湾フェア」が開催される。
同イベントは台湾の魅力を紹介しようと2013年に始まり、今年で4回目。今年は「人」をテーマ
に、中学生の野球交流から始まった杉並と台湾のつながりについて、台湾でダムを作った八田與一
さんや、日本超高層建築士・郭茂林さんなど両国の絆を支えた人々を紹介。2015年に台湾で上映さ
れ、第17回台北映画祭で観客賞、第26回シンガポール国際映画祭などでも紹介された「太陽の子」
を上映し、主演女優アロ・カリティン・パチラルさんとジャーナリスト野嶋剛さんのトークと解説
も行われる。
例年人気だという台湾のグルメと物産販売では、台湾屋台料理、タピオカドリンク、パイナップ
ルケーキや台湾茶などの特産品が並ぶ。
開催時間は10時30分〜17時。映画上映は14時〜17時。料金は、前売り=500円、当日700円(高校
生以下は、同300円、同500円)。杉並交流協会のホームページから購入できる。