台湾研究フォーラム(台湾研究論壇) 第112回定例会
■映画「逍遥日記」上映会
今回は、映画「逍遥日記」の上映会を行います。上映の後、監督の酒井充子さんから、
映画についてのお話をしていただきます。
「逍遥日記」は、台湾が日本の統治下にあった時代に青少年期を送った人々を取材し
たドキュメンタリー映画です。戦前は日本企業経営のコーヒー農場で、戦後は茶畑で働
き続ける楊足妹さん(1928年生)。原住民としての誇りを胸に生きた塔立國普家儒漾
(タリグ・プジャズヤン)さん(1928年生)。「今の若い日本人よりわたしのほうが日
本人らしい」と言う陳清香さん(1926年生)。ビルマ戦線で戦った元日本兵、蕭錦文さ
ん(1926年生)。
今も恩師への感謝の気持ちを抱き続ける宋定國さん(1925年生)。 歴史に翻弄され
ながらも、一歩一歩人生を歩んできた人たち。80歳を超え、激動の人生を振り返るとき、
彼らが語る言葉とは。
酒井充子 1969年生まれ。山口県出身。大学卒業後、メーカー勤務を経て北海道新聞
社記者。2000年から、ドキュメンタリー映画の制作および劇映画の制作・宣伝に関わ
る。
◆台湾での出会い 酒井充子
1997年夏、台湾映画「愛情萬歳」(蔡明亮監督)に触発され、初めて台湾へ行きまし
た。その際、訪れた九[イ分]のバス停で日本語世代のおじいさんに話しかけられたの
です。「恩師が富士山の見えるところに住んでいるはずだが、あなた知らないか?」と
聞かれ、流暢な日本語と、今でも先生を思い続けているその気持ちに驚きました。と同
時に、台湾のことを何も知らない自分に気づき、情けなくまた恥ずかしい思いをしまし
た。この出会いをきっかけに、台湾のことをもっと知りたい、もっと多くの人に知って
ほしいと思うようになりました。
【日 時】 平成20年8月30日(土)午後2時〜4時30分
【場 所】 文京区民センター
電話:03(3814)6731 住所:東京都文京区本郷4-15-14
※文京シビックセンターのはす向かい
JR「水道橋駅」徒歩10分
都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
【参加費】 会員500円 一般1000円
【懇親会】 閉会後、会場付近にて。(会費3000円、学生1000円)
【申込み】 8月28日までに下記へ。
Eメール taiwan_kenkyu_forum@yahoo.co.jp
FAX 03-3626-1520
【問合せ】 090-4138-6397
■会員募集中 年会費2000円(定例会会場でも受付いたします)
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