NHK連続テレビ小説「らんまん」で今週から台湾が登場  片倉 佳史

【片倉佳史の台湾便り:2023年8月28日】

片倉佳史です。

お世話になり、ありがとうございます。暑い日が続きますね。いかがお過ごしでしょうか。

今回はテレビ番組のお知らせです。本日8月28日(月曜日)から一週間、現在放送中のNHK朝ドラ「らんまん」で台湾が出てきます。機会があればどうぞご覧ください。

今週のタイトルは「オーギョーチ」。台湾では定番のデザート「愛玉」の台湾語発音です。本編では植物学者・牧野富太郎をモチーフにしており、明治29年10月に来台した時のことがストーリー化されています。

私はこの週のパートに関わり、7月にNHKのスタジオに入っていました。ストーリーについてはネタバレになってしまうので触れませんが、あまり知られていないストーリーなので、台湾にお詳しい方でも楽しめると思います。ご期待いただければ幸いです。

https://www.nhk.jp/p/ranman/ts/G5PRV72JMR/episode/te/DN94LVR4XL/?fbclid=IwAR2giXuDmaPgKcasxSI_26mncG0l6LoxtcEhaz2usMC7tYPSjmDbay_O3DA

また、牧野博士の人柄やその土地の文化に対する向き合い方、台湾の言語や人々に対する考え方についても注目してみてください。主役の神木隆之介さんはとても勉強熱心な方でしたし、通訳官役の浅井大智さん(台湾出身)も注目に値する演技でした。

なお、今回は台湾南部の山中を調査するシーンがメインになります。スタジオに台湾の様子を再現し、収録しましたが、細部にこだわり、大がかりなセットになっていました。こちらも興味を感じていただけると思います。

ストーリーとしては阿里山一帯に暮らすツォウ族の人々との接点が最大の見どころになりますが、実は何か所か、台湾固有種の鳥の鳴き声がさりげなく入っています。こちらにもご注目ください。私が鳥の撮影時に集音した音源です。

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

片倉佳史※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


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