定を結び、10日は台湾総統府で陳建仁・副総統と会談し、千葉県産など食品の禁輸措置を取ってい
ることに対して解除を要望した。
陳副総統は「特別委員会を作って積極的に検討している。もう少し時間を下さい」と述べたとい
う。解除の時期は明言しなかったものの、台湾政府として食品禁輸を解除する方向で検討している
ことを明らかにした。下記に読売新聞の記事とTV朝日の記事を紹介したい。
◆TV朝日:千葉・森田知事 台湾で輸入禁止措置の解除訴え【8月11日】
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000081102.html
食品禁輸 台湾「解除を検討」
【読売新聞:2016年8月10日】
森田知事は10日、台湾総統府で陳建仁副総統と会談し、台湾が行っている県産食品の禁輸解除を
要望した。陳副総統は「積極的に検討している」と述べ、禁輸解除に向けて検討を進めていること
を明らかにした。
県関係者によると、森田知事は会談で、台湾から県内を訪れた観光客が県産食品を食べているこ
とに触れ、「一日も早く解除してもらいたい」と訴えた。これに対し陳副総統は、台湾と県の食に
よる交流の重要性を指摘。その上で、「特別委員会を作って積極的に検討している。もう少し時間
を下さい」と述べたという。
2011年の東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、台湾は福島、茨城、栃
木、群馬、千葉各県の全食品に対し、禁輸を実施している。森田知事は、他県の禁輸解除も検討を
要望した。
森田知事は9日、桃園市の鄭文燦市長とも会談。若者や企業などの交流を推進することで一致し
た。鄭市長は禁輸解除について、「千葉県は全く問題ないと承知している。しっかり働きかける」
と語り、後押しを約束したという。