流協会が主催する日本観光PRイベント「多彩日本」の開幕セレモニーに出席した。
報道されているように、1972年の日台断交後、公務で訪台した政府高官としては最高位となり、
安倍政権の台湾重視姿勢が浮き彫りになった。快挙と言ってよい。
間もなく「台湾日本関係協会」に改称する亜東関係協会の邱義仁・会長は赤間副大臣の訪台を歓
迎し「ここまでの道のりは決して楽ではなかった」と、感慨深い挨拶をしたという。 3月23日に
神奈川の藤沢エフエム放送と相互協力協定を締結したばかりの台湾国際放送がこの発言を伝えてい
るので下記にご紹介したい。
それにしても、ほとんどの日本メディアは「中国の反発が予想される」と報じているが、日本政
府とて当然「中国の反発」を織り込んでの派遣決断だったことは容易に推察できる。日本メディア
には、総務大臣や官房長官などに取材し、なぜこのタイミングで副大臣を訪台させたかについて伝
えて欲しかった。
邱義仁会長:台日は緊密な関係
【台湾国際放送:2017年3月25日】
http://japanese.rti.org.tw/news/?recordId=65256
写真:赤間副大臣、日本台湾交流協会の沼田幹夫代表(左)、亜東関係協会の邱義仁・会長(中)は日
本酒で乾杯した
日本の赤間二郎・総務副大臣は25日、台北市で日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会が主催
する日本観光PRイベントに出席した。1972年に中華民国と日本と国交を断って以来、日本の副大臣
クラスの高官が台湾を訪問するのは初めてとなる。
赤間副大臣は25日、日本観光PRイベント「多彩日本」の開幕セレモニーに出席、あいさつの冒
頭、中華民国台湾最大の方言、台湾語で「大家好(こんにちは)」と話し、開場は笑いに包まれた。
赤間副大臣は「東日本大震災から今年で6年、熊本地震からも1年となるが、台湾から多大な支援
を頂き、台湾と日本の強い絆を感じた」と謝意を示した。また、福島県などの被災地の復興、再建
は大きく進んだとして、台湾の人々には是非観光で、これらのエリアを訪れてほしいと強く希望した。
赤間・副大臣はその上で、台湾は、福島県を含む5つの県で生産された食品の輸入制限を行って
いるが、これらの商品は万全な検査が行われ、日本でも流通しており安全であるとして、輸入解禁
を希望した。
一方、台湾の対日本窓口機関、亜東関係協会の邱義仁・会長はあいさつの中で、赤間副大臣の
訪台を歓迎、「ここまでの道のりは決して楽ではなかった」と述べた。邱・会長はそして、台湾と
日本は共に多くの困難に直面してきたが、それゆえに台湾と日本の運命がいかに密接な関係である
かがわかる、と双方の結びつきを強調した。
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*映画「湾生回家」公式HP(劇場情報):http://www.wansei.com/