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あけましておめでとうございます。本年も日台共栄のため、皆さまのお力添えをよろし
くお願い申し上げます。
昨夜は、台湾ではもはや恒例の風物詩となった台北101ビルの花火を見に行ってきまし
た。数年前、文字通り101ビルの足元で見た花火は豪快で感動的でさえありましたが、「祭
りのあと」にはバスにも乗れず、MRTにも乗れず、タクシーも捕まらず、数時間歩いて
帰る羽目になりました。
近くで見る花火は確かにダイナミックでしたが、トイレも食べるものもすべて行列とい
う記憶も相まってか、それ以来近くで見ることはなく、友人のマンションの屋上や大安森
林公園など、少し距離のある場所から見るようになっています。
今年もやはり大晦日はゆっくり過ごしたいと、少し遅めの食事の後、タクシーで出来る
限り台北101ビルの近くへ。交通管制も毎年恒例のためか、それほど渋滞しておらず、京華
城デパートのそばから花火を楽しみました。ただ、昨年までのようなドッカーンと飛び出
すような花火がなく、ちょっと迫力に欠けたかな、という感じがしました。
台湾は旧暦で動く社会のため、実はこれからがむしろ「尾牙」つまり忘年会のシーズン
となり、2月9日の除夕(旧暦の大晦日)まで師走の慌ただしさを迎えることになります。
ともあれ、新年を迎え、新たなスタートです。
早速ですが、お知らせです。1月19日にまどか出版から『日本人、台湾を拓く。─許文龍
氏と胸像の物語』が出版されます。
日本時代、台湾に貢献した名も無き日本人の功績を顕彰するため、胸像を制作した許文
龍氏のエピソードと、胸像となった日本人の物語です。
台湾近代化の父・後藤新平
糖業を発展させた・新渡戸稲造
近代水道を敷設した・浜野弥四郎
環境型ダムを生んだ・鳥居信平
烏山頭ダムを築いた・八田與一
蓬莱米を作った磯永吉と末永仁
電力利用を広げた・松木幹一郎
台湾紅茶を育てた・新井耕吉郎
古都・台南を守った市長・羽鳥又男
僭越ながら、このなかの「蓬莱米を作った磯永吉と末永仁」を私が担当させていただい
ています。
年頭にあたり、共著ながら新刊上梓のお知らせでスタートが切れることは大変幸せで
す。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成25年元旦 弥栄