謝長廷代表から小池百合子都知事にマスク10万枚を寄贈

 新型コロナウイルスがパンデミックを引き起こして以来、昨年4月21日に台湾から日本へ医療用マスク200万枚が寄贈されるなど、日本には台湾政府をはじめ自治体やライオンズクラブなどからたくさんのマスクが寄贈されてきました。

 9月には、日本が6月4日にワクチン124万回分を提供した恩返しだとして、桃園のマスク製造会社の易廷(イーティン)企業有限公司が124万枚の医療用マスクを寄贈、うち90万枚は、謝長廷代表の計らいにより市町村の首長が加入する「日台共栄首長連盟」の63自治体に寄贈されました。

 このたび、易廷企業有限公司からまたもやワクチンへの恩返しだとして、謝長廷代表を介して10万枚のマスクが東京都に寄贈されたそうです。下記に台湾国際放送の記事をご紹介します。

 なお、宮元陸(みやもと・りく)加賀市長が発起人代表をつとめる「日台共栄首長連盟」は、10月19日現在、会員首長数が122人になったそうです。コロナ禍や衆議院選挙により設立総会が延び延びになっていましたが、ようやく12月に開催できる目途が立ったそうです。

 本会の機関誌や本誌と同じ「日台共栄」をその名に冠した「日台共栄首長連盟」は、ほぼ本会の活動趣旨に賛同していただいています。今後もその動向が分かり次第、本誌や本会ホームページ、フェイスブックなどでご紹介してゆく予定です。

 これまで、全国の市長村長が大同団結して日本と台湾の親善交流をはかるということはありませんでした。今後どのような活動を展開してゆくのかとても楽しみです。

—————————————————————————————–台湾、日本東京都にマスクを10万枚寄贈【台湾国際放送:2021年10月19日】https://jp.rti.org.tw/news/view/id/94285

 台湾のマスク製造業者は、日本による新型コロナウイルスワクチンの無償提供に感謝するため、9月にマスクを百万枚日本に寄贈したことに続き、今月18日には、再びマスクを10万枚東京都に寄贈しました。マスクの目録は、謝長廷・駐日代表を通して、東京都の小池百合子知事に手渡されました。

 台湾は今年5月中旬に、新型コロナウイルスの感染状況が深刻になっていた頃、ワクチン不足が起こっていました。6月4日には、日本政府から無償提供された、第1陣の新型コロナウイルスワクチン124万回分が台湾に到着しました。日本への感謝を伝えるために、台湾のマスク製造業者、台湾北部の易廷企業(YI TING NON-WOVEN CO., LTD.)が、9月に日本の各地方自治体に特製のマスクを合わせて124万枚寄贈しました。

 易廷企業は今月18日に、再び10万枚のマスクを東京都に寄贈しました。18日、謝長廷・駐日代表が、東京都の滝口学議員立ち会いのもと、マスクの目録を東京都の小池百合子知事に手渡しましました。マスクの入った段ボール箱には、中華民国台湾と日本の国旗のほか、「日台友好、謝謝日本(日台友好、ありがとう日本)」の文字が印刷されています。

 謝長廷・駐日代表によりますと、台湾と日本は、災害が発生する時、いつも助け合っていて、「善の循環」となっています。1999年、台湾中部で921大地震が発生した後、当時国会議員を務めていた小池知事は被災地に向かい、被災者を慰問したほか、各業界に連絡して、台湾に仮設住宅を1000棟分寄贈したことが、近年台湾と日本が災害時に助け合う始まりと言えます。また、謝長廷・駐日代表は、昨年李登輝・元総統が亡くなった後、小池知事が自ら駐日代表処に向かい、李登輝・元総統を追悼したこと、それから今年の夏東京オリンピックを実現したこと、東京都が台湾の駐日代表処の職員全員にワクチン接種の機会を与えたことにも感謝を述べました。

 謝長廷・駐日代表は小池知事と対面した後、個人のフェイスブックページで、「東京都の毎日の新規感染者が減少している。小池知事の表情も明るくなった。二人の会話が弾んだ」と書き込みました。

(編集:曾輿?/王淑卿)

※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


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