本日午前、台北市内に設けられた蔡焜燦先生の祭壇に伺い、お別れをしてきました。
本来であれば、蔡焜燦先生のご遺志と、それを尊重したいというご遺族の強いお気持ちにより、
ご家族による密葬が本日行われるだけでした。ただ、息子さんたちのご好意により、ご家族以外の
方々にも蔡先生に最後のご挨拶をする機会を設けていただきました。
とはいえ「わしが死んだら葬式はごく簡素に、家族と親戚だけで」という親父さんのご遺志を出
来るかぎり尊重すべく「ごくごく親しい方だけで」という息子さんたちのお気持ちも汲んで、私た
ちも限られた方々にお知らせするのみでした。
本日、参列した私たちは、出席できなかった皆さんのお気持ちを背負い、皆さんの代表のつもり
で蔡焜燦先生に心からの感謝をお伝えしてきました。そして、天上から台湾と日本を見守っていて
ください、とお願いしてきました。
今後、日本と台湾それぞれで「偲ぶ会」のような機会が設けられるよう、お話しが進んでいるそ
うですので、皆さんにお知らせできるようになった段階で告知したいと思います。
写真は蔡家三代。平成25年3月26日、「産経スカラシップ」の入賞者訪台団を歓迎する晩餐会で
の一葉。入賞者として台湾に「凱旋帰国」した自慢のお孫さん(右)と息子さん(左)に囲まれて
ご機嫌な表情を隠しきれない蔡焜燦先生(台北市内の兄弟飯店にて)。
●お詫びと訂正
7月23日号の「日本でも台湾でも澎湃として起こった『蔡焜燦先生を偲ぶ会』開催の声」の文
中、「その脇にもう1枚写真が飾られていて、『台湾人と日本精神』と題した看板の横で講演され
ている写真だった。これは、岡山県の岡山学芸館高等学校の台湾修学旅行のときのもので、撮影し
たのは早川友久氏(本会理事、台北事務所長)だ」としましたが、この写真は、熊本県立大津(お
おづ)高校が県内の公立高校としては初めての台湾修学旅行を実現させたときの2011年12月7日に
撮影した写真でした。お詫びして訂正いたします。
なお、本会ホームページには訂正した記事を掲載しています。本誌記事より少し詳しく記してい
ます。
・日本でも台湾でも澎湃として起こった「蔡焜燦先生を偲ぶ会」開催の声
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20170723/