自民有志の「公共放送の公平性を考える議員の会」が6月11日に発足

「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」は6月3日に再質問状を送付

 NHK「JAPANデビュー」問題をめぐって6月3日、自民党有志議員が報道内容を検
証する「公共放送の公平性を考える議員の会」の準備会合を国会内で開いたことを昨日の
本誌でお伝えした。

 昨日、この議連の顧問就任が予定されている安倍晋三・元首相は、「公共放送の公平性
を考える議員の会」を6月11日に発足させることを明らかにした。

 また、中山成彬議員が会長をつとめる「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」は
「回答書に記載されていた同じ資料を入手し、精査しましたところ、資料解釈に初歩的な
ミスか、若しくは恣意的な解釈が散見され」たということで、福地茂雄・NHK会長に対
して6月3日に「再質問状」を送った。

 NHKはこれまで視聴者からの多くの批判や公開討論会の要求に対して「番組はそれぞ
れの方への取材内容を正確に反映している」「番組内容が偏向していたり、事実関係に間
違いがあるとは考えていません」(日本李登輝友の会への回答)と突っぱね、福地茂雄会
長自身も記者会見で「番組を見た」として「内容が一方的だったとは感じなかった」と、
視聴者の声を黙殺して一方的に番組を庇ってきた。NHKは上にも下にも、この問題が公
共放送の危機であるという認識がカケラもないのである。

 だが、民間ならいざ知らず、NHKを監督する立場にある総務大臣経験者や元総理を含
む国会議員が「日本の統治はひどかったという一方的な内容にしている」(安倍元総理)
という観点から、公共放送の在り方を議論するために立ち上がったのだ。

 志高い国会議員の方々に心から声援を送りたい。民間としては、さらに「隠れたる人々」
の声を集め、5月18日の産経新聞に掲載の意見広告で表明した目標の達成に向けて邁進した
い。

 下記に「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」が呈した「NHK福地会長への再質問状」を掲載するとともに、「公共放送の公平性を考える議員の会」に加盟した主な議員の激励先をご紹介したい。                          (編集部)

■日本の前途と歴史教育を考える議員の会の「NHK福地会長への再質問状」
 http://nakayamanariaki.com/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=37

■「公共放送の公平性を考える議員の会」主な参加議員の激励先
 安倍晋三議員 http://newtop.s-abe.or.jp/contact-info
 中川昭一議員 info@nakagawa-shoichi.jp
 中山成彬議員 http://nakayamanariaki.com/modules/inquiry/
 古屋圭司議員 info@furuya-keiji.jp
 西川京子議員 info@nishikawa-kyoko.jp
 稲田朋美議員 http://www.inada-tomomi.com/
 高市早苗議員 http://rep.sanae.gr.jp:80/index_otoiawase.html
 衛藤晟一議員 otoiawase@eto-seiichi.jp
 戸井田とおる議員 http://www.toidatoru.com/contact/
 馬渡龍治議員 mail@mawatari.info
 赤池誠章議員 http://www.akaike-office.net/entry.htm
 西田昌司議員 office@showyou.jp
 高鳥修一議員 http://www.takatori.jp/


NHK番組で自民有志“偏向”検証へ議連発足
【6月4日18:55 スポーツニッポン】

 日本統治下の台湾を取り上げたNHK番組が偏向しているとして、自民党の有志議員が
報道内容を検証する議員連盟「公共放送の公平性を考える議員の会」(仮称)を11日に発
足させる。呼び掛け人の安倍晋三元首相が4日、町村派総会で明らかにした。

 問題としているのは4月5日放送の「NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー第
1回アジアの一等国」。「日本の統治はひどかったという一方的な内容にしている」(安
倍氏)との観点から、公共放送の在り方を議論する方針だ。初会合には台湾人評論家の金
美齢氏を招き、番組に関する意見を聞く。

 既に自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬前国土交
通相)が4月下旬に質問状を送付し、NHKは「台湾や英国、フランスの史料などを読み
込み、数多くの研究者を取材している」と反論。同会は回答が不十分として6月3日に再質
問状を送った。