11月17日には、頼清徳氏が副総統候補に決まり、強力なタッグを組むことになりました。候補者選びの段階で分裂していた民進党支持者の気持ちも最終的に団結に向かっています。
ただし、油断は禁物です。蔡英文総統が再三述べているように、中国による妨害や介入は巧妙に台湾の民主選挙を操作しようとしています。
万が一、韓国瑜候補が勝てば、台湾は中国と統一する道を進み、台湾人は今の香港の人々が味わっている以上の苦しみを経験することになるのです。
来年1月11日の選挙結果は全て「投票率」に掛かっています。仮に、韓国瑜の支持率が25%でも、支持者の100%が投票に行き、蔡英文氏の支持率が45%でも、支持者がタカをくくって50%しか投票に行かなければ負けてしまいます。
また、同日に行われる立法委員選挙も重要で、国民党派に過半数と取られると、政権運営が困難になります。
台湾の若者達は大人たちに、「是非、棄権せずに投票して下さい」と訴えています。選挙結果は、我々の子孫の生き方を左右するのです。暗い独裁国家の中国と一緒になる選択と、明るい未来のある民主国家台湾の選択です。自由で民主的な政治を目指す政治家を選ぶことは台湾の将来の為に、非常に重要です。
どうか、日本在住の台僑の皆様、この日は台湾の将来の為に、手元の仕事を一時おいて投票に帰りましょう。また、日本の皆様には、台湾のご友人に総統選挙へ行くよう勧めて下さい。
共に手を携え、得難い台湾の民主主義を、皆さんの清き一票で守って行きましょう!
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2019年12月21日
日本蔡英文総統後援会 会 長 趙 中正 副会長 陳 憲文 秘書長 黄 俊銘 執行委員一同