第8回台湾主権記念講演会・音楽会開催──柚原氏が日本人初の講演で熱弁

【台湾新聞:2012年10月1日 N0.176】

 台湾主権記念運営委員会主催の第8回台湾主権記念講演会及び音楽会が9月9日、都内のホ
テルで開催され60人が参加した。共催は日本台湾医師連合、日本台医人協会、在日台湾同
郷会、在日台湾婦女会、日本李登輝友の会、台湾の声、東京台湾協会などで、参加者は台
湾人より日本人の姿が多く目についた。

 最初に台湾主権記念会・会長の中山博雄氏が「今後、台湾正名運動の動きに注目し、台
湾の皆さんの台湾正名運動に全面的に協力したい」と挨拶。続いて、第8回目を迎える同講
演会では初の日本人講師、柚原正敬氏についての紹介があった。

 同氏は1955年、福島県南相馬市生まれで早稲田大学中退後、1982年に専務取締役として
出版社「展転社」の創立に寄与した。その後の1995年に台湾研究フォーラムを設立。2002
年に日本李登輝友の会の設立と同時に常務理事・事務局長に就任し、機関誌「日台共栄」
編集長を兼任している。

 柚原氏は「在留カードへの道と今後の台湾正名運動」のテーマで講演した。今年7月9
日、在日台湾人の在留カードの出身地の項目欄の標記を「中国」から「台湾」に変更する
経緯を順を追って説明。柚原氏によると2001年6月、当時の台湾同郷会会長の林建良氏が在
日台湾人の外国人登録証の国籍記載欄を中国から台湾に改めることを要求し「正名運動プ
ロジェクトチーム」を発足。2003年9月には中華民国のパスポートに「台湾TAIWAN」
を付記した。この件は大きな影響があったため、さらに2007年2月には台湾の郵便局、中華
郵政が台湾郵政へと名称変更。そして、今年7月9日には出入国管理局が今までの外国人登
録証制度を廃止して在留カード制度へ変更した。その際に台湾出身者の「国籍・地域」表
記が「中国」から「台湾」に。さらに同日実施された外国人住民基本台帳も表記は「台
湾」となった。

 同氏は、「台湾は世界一の親日国であり両国は良好な関係を保っている」とした。続い
て、未だ残る問題として台湾出身者が日本人との婚姻や日本に帰化しで身分に変更があっ
た場合、戸籍上の国籍・出身地欄では未だに「中国」や「中国台湾省」となっている点な
どを挙げて説明。今後、これらについても「中国」ではなく、「台湾」とはっきり記載さ
れるように活動していきたいとの意気込みを語った。また、「日本政府に訴求活動してい
るため、台湾の皆さんの力添えを頂きたい」と語るなど、熱のこもった講演となった。

 続いて心を癒すクインテットの演奏会、さらに柚原氏を囲んでの懇親会も開かれた。


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