10月下旬、加地邦雄・会長、蔵内勇夫・自民党県議団会長、吉村敏男・民主・県政県議団
会長ら14名が福岡県と台湾の友好交流を進めるため台湾を訪問し、台湾市郊外の「青年公
園」(台北市万華区)に県民からの寄付で購入した「ショウワザクラ」100本を植樹した。
ところが、そのうちの50本が気候の違いや台風の影響により発育が不十分となったこと
から、去る10月24日に51本の「ヤマザクラ」を贈り直したという。今朝の「西日本新聞」
が伝えているので下記にご紹介したい。
なお、この桜植樹に先立つ23日、台北市の●龍斌(かく・りゅうひん)市長を表敬訪問
し、加地会長は「台日関係は各方面においても重要なものだと指摘、今後も関係が長く続
き、将来的には福岡県と台北市双方の議会が連携できるように努力すると話した」(中央
通信社)という。
ちなみに、日台の議会同士の提携は、平成18(2006)12月19日に石川県議会と当時の台
南県議会が友好交流協定を締結したのが初めて。去る10月6日、石川県加賀市の市長選挙に
当選した石川県議会議員で本会理事の宮元陸(みやもと・りく)氏が中心となって協定を
結んでいる。台南県は2010年12月に台南市と合併して行政院直轄の台南市となったことか
ら、平成23(2011)年10月に友好交流協定を締結している。
この石川県議会に続いて平成20年(2008)年4月に、神奈川県議会と台北県議会が友好交
流協定を結び、議会同士の2例目となっている。
福岡県台湾友好議員連盟が桜寄贈をきっかけとして、台北市議会と提携できるよう大い
に期待したい。
●=赤におおざと
県議ら台湾で友好の桜植樹 台北市は案内板新設
【西日本新聞:2013年10月25日】
【台北・横尾誠】超党派の県議でつくる県台湾友好議員連盟(加地邦雄会長)は24日、
台北市の青年公園に桜を植樹した。台北市はこれを記念する案内板を新設し、関係者が交
流を深めた。
議連は昨年3月に発足。その記念事業として民間企業などと「県台湾友好桜絆(おうば
ん)会」を結成し、同公園に昨秋、桜100本を植えていた。今回は一部が枯れたため、別品
種を51本植えて計101本にした。
桜絆会会長を務める橋田紘一・九電工会長は植樹式で「桜の成長とともに台湾と福岡の
絆(きずな)が太く強くなることを祈っている」とあいさつ。台北市政府の陳永仁秘書長
は「桜は互いの友好関係の象徴。しっかり管理したい」と語った。