明石元二郎(元治元(1864)年8月1日〜大正8(1919)年10月26日)は、福岡市大名町出身の陸軍軍人です。明石元二郎は近代日本最大の国難ともいうべき日露戦争に備えて明治34(1901)年情報将校として渡欧、以来5年間欧州において対露諜報活動に従事、帝政ロシア打倒を目論む革命家を支援するなど敵国ロシア帝国の後方攪乱工作を行いました。その成果は時のドイツ皇帝ウィルヘルム二世に、『唯一人の明石が20万陸軍に匹敵する程の戦果を挙げた』と言わせた程大きなものでした。
そして大正7(1918)年陸軍大将として第7代台湾総督に就任、台湾近代化のためのインフラ整備事業に着手しました。例えば台湾電力の創設と水力発電事業の推進、嘉南平野の治水、鉄道の整備、東西横断道路建設、諸銀行の設立、教育制度の整備拡充、台湾軍の創設等々。それらは欧州での戦果にも劣らぬ21世紀の今日にも生きる大事業でした。しかし、翌大正八(1919)年10月、重い病を得て療養のための帰路、ここ福岡で亡くなりました。
僅か一年有余の在任でしたが『死して後も土となって台湾を護る』との遺言により遺骸は台湾に埋葬されました。台湾の人々が今日もなお明石元二郎を敬愛する所以です。台湾のお墓は台湾海峡を見はるかす新北市の福音山山頂近くの墓苑にあります。私たちは愛国心の萌芽は郷土愛に有り、郷土愛の涵養は郷土史と先達に学ぶ事に有ると確信します。
郷土福岡の称えられるべき偉人のお一人として「明石元二郎」の帝国陸軍軍人としての国家への貢献並びに第7代台湾総督としての事績を中華民国・台湾との友好親善の礎として後世に伝える為に、没後百年の本年、奇しくも新しい御代の始まり令和元年、神式に則り、祭主に御令孫明石元紹様をお迎えして「百年祭」を挙行いたします。皆様のご理解とご参列を主催者一同切に願っております。
令和元(2019)年7月吉日
福岡台援隊 隊長 永嶋直之
記
《式典次第》
・期 日:令和元(2019)年8月4日(日)10:00〜15:00
・開 式:午前10時(受付開始午前9時)
・会 場:筥崎宮 参集殿 〒812-0053福岡市東区箱崎1-42-2 電話092-632-5588 https://www.hakozakigu.or.jp/access/
・祭 主:明石元紹(明石元二郎御令孫・上皇陛下御学友)
・参加費:一般 2千円 学生 1千円 (直会参加費は別途)
・主 催:福岡台援隊
・共 催:福岡県郷友連盟 九州歴史観光戦略研究所 台湾研究会
・後 援:駐福岡中華民国(台湾)総領事館 日本李登輝友の会 読売新聞西部本社
・協 賛:筥崎宮 福岡県護国神社 関家具 A-zo株式会社
【記念・台湾時局シンポジウム】11:10〜13:10
・テーマ: 台湾の、いまそこに在る危機─日台米防衛協力の必要性
・パネラー:用田和仁 先生(元・陸上自衛隊西部方面総監、退役陸将) 李明俊 先生(台湾安保協会副理事長、中原大学助教授、法学博士)
・コーディネーター:福岡台援隊 企画局長 井上政典
【直会】 13:20〜15:20
・会 場:筥崎宮迎賓館ラセゾン
・会 費:5,000円
*定員制になっておりますので、参加ご希望の方は080-5602-1586(永嶋)までお申し込みくださ い。希望者が多い場合は福岡台援隊会員の皆様を優先させていただきます。
・申込み:FAXまたはメールにてお申し込み下さい。FAXのない方はお電話でも受け付けております。
FAX:092-885-7145 E-mail:ntwsasia@nifty.com TEL:080-5602-1586(永嶋)
◆福岡台援隊事務局: 〒819-0013 福岡市西区愛宕浜2丁目1-11-307 TEL:080-5602-1586 FAX:092-885-7145 E-mail:ntwsasia@nifty.com
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