【9月2日 Radio Taiwan International】
日本の福田首相が1日夜に電撃辞任、麻生太郎自民党幹事長が後任として有力視され
ていることについて、王金平・立法院長(国会議長に相当)は2日、麻生氏組閣なら台
湾に有利と述べ、同氏の自民党総裁選勝利に期待した。王金平・立法院長によると、麻
生氏は台湾に対して大変友好的で、台湾の各界のリーダーらとの関係も良い。また、そ
の友情は深く、台湾への支持も固いという。
王金平・立法院長は、台湾と日本が近年、互いの観光客に入国ビザを免除しているこ
と、自動車運転免許証を相互承認したこと、新たな航空路線を多く開放していること、
並びに昨年の貿易金額で日本がアメリカを抜いて台湾にとって二番目の貿易パートナー
になったこと、人的往来は昨年延べ250万人になったことを挙げ、中華民国台湾と日本
の関係はピークにあるが、地理的な優位性から、両国の関係のさらなる発展は可能だと
述べた。
王・立法院長は、日本と領有権争いのある釣魚台(日本名:尖閣諸島)ではいつ問題
が起こってもおかしくないと懸念、麻生氏が首相に就任した場合は台湾との漁業権問題
に速やかに対処するよう希望した。