【台湾週報:2012年11月1日】
世界遺産石見銀山遺跡は、16世紀前半に開発が始まり、以後400年余りにわたり採掘され
てきました。明治・大正期に石見銀山で鉱山操業していた藤田組は、日本統治時代の台湾
でも鉱山開発を行いました。
台湾・新北市の金瓜石鉱山・瑞芳鉱山は、藤田組・田中組が鉱業権を取得して操業を開
始し、日本人が経営や技術・管理部門で関わってきました。
このような石見銀山と台湾の鉱山のつながりに注目し、企画展示、シンポジウム、映画
上映会などを通じて石見銀山と金瓜石・瑞芳鉱山の知られざる絆を再発見します。
◆世界遺産登録5周年記念展示「台湾 金瓜石・瑞芳鉱山と黄金博物館展」
【会 期】 2012年10月31日(水)〜11月26日(月)
【会 場】 石見銀山世界遺産センター(島根県大田市大森町イ1597-3)
【開館時間】 9:00〜17:30(展示室入館受付は17時まで)
【休 館 日】 会期中は無休
【観 覧 料】 一般個人300円、一般団体250円(20名以上)、小中学生150円、小中学生団
体100円(20名以上)
【主 催】 島根県教育委員会
【共 催】 台湾 新北市立黄金博物館、大田市
◆国際シンポジウム「石見銀山と台湾の鉱山」
明治〜昭和初期の近代化の過程で、日本・台湾の鉱山はいかに開発されたのか。石見銀
山をはじめとする日本の諸鉱山と金瓜石・瑞芳鉱山の交流からアプローチして近代鉱山
の輝きを再発見する機会とします。
【開催日時】 2012年11月17日(土)13:30〜16:30
基調講演「台湾に残る日本統治時代の遺産」 片倉佳史(台湾研究家)
報告1)「台湾の金銅山と日本」 駱淑蓉(台湾 新北市立黄金博物館)
報告2)「近代石見銀山と台湾」 若槻真治(島根県教育庁文化財課世界遺産室室長)
シンポジウム「石見銀山と台湾の鉱山」
コーディネーター:波多野想(琉球大学准教授)
パネラー:片倉佳史、蔡宗雄(黄金博物館長)、若槻真治
【会 場】 島根県立男女共同参画センター あすてらすホール
島根県大田市大田町大田イ236-4(JR大田市駅西隣)
【定 員】 280名
【参 加 費】 無料
【申込方法】 往復ハガキ、FAXまたはメール
〒694-0305島根県大田市大森町イ1597-3
石見銀山世界遺産センター シンポジウム担当宛て
FAX:0854-89-0089 sekaiisan@pref.shimane.lg.jp
【記入事項】 1)シンポジウム「石見銀山と台湾の鉱山」参加希望 2)氏名 3)住
所 4)電話番号
◆関連企画
林雅行監督作品 映画『風を聴く』『雨が舞う』二部作上映会
『風を聴く』
大田会場 11月24日(土)1)10:00〜 2)15:30〜
『雨が舞う』
松江会場 12月2日(日) 1)10:00〜 2)13:00〜 3)15:30〜
大田会場 11月24日(土) 1)13:00〜
前売り券(1本)500円/前売りセット券(2本)800円
当日券700円(1本)※高校生以下は無料。
松江会場:松江スティックビル交流ホール
大田会場:あすてらす第1研修室
連絡先 松江:松江キネマ倶楽部 0852-32-4181
大田:大田市文化協会 0852-82-6630
【問合せ先】
石見銀山世界遺産センター TEL:0854-89-0183
ウェブサイト:http://ginzan.city.ohda.lg.jp
島根県教育庁文化財課世界遺産室 TEL:0852-22-5642