渡辺利夫著『台湾を築いた明治の日本人』のご案内

拓殖大学学事顧問の渡辺利夫・本会会長の新刊『台湾を築いた明治の日本人』を本会取扱い図書(推薦 図書)といたしました。ご案内申し上げます。

 八田與一(はった・よいち)の烏山頭ダムは起工から竣工まで10余年、磯永吉(いそ・えいきち)と末永仁(すえなが・むぐむ)の蓬莱米は栽培実験に20年近くの歳月を要した。この間、生活の一切を投げ打って粒粒辛苦の果てにたどり着く、まさに生死を賭した苦闘の賜物だった。

 本書は、著者が月刊「正論」に1年間連載した「小説台湾─明治日本人の群像」の単行本で、連載初回の折、パリに留学して夜に日を継いで猛勉強し、後に帝国大学工科大学長となる古市公威(ふるいち・こうい)が吐いた「私が一日休めば日本の近代化は一日遅れる」という言葉に、日本を一日でも早く独立不羈の近代国家にしようと、日本を背負っていた明治人の気概を象っていると紹介する。

 この古市の教え子が廣井勇(ひろい・いさみ)であり、そのまた教え子が八田與一である。著者は八田と磯に「明治の精神」を見出し、練達の筆致はその足跡を詳細にたどる。また、台湾は近代日本にとっていかなる存在であったのか、第4代台湾総督の児玉源太郎とその民政長官だった後藤新平の思想と行動を精細に描き、親日台湾の由来にも及ぶ。

【産経新聞出版 発行:2020年3月 定価:1,870円(税込) 四六判・上製・260頁】

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