11月26日、台中市内において台湾少年工の同窓会「台湾高座会第30回聯誼大会」が開催され、李
雪峰理事長や何春樹副理事長をはじめ、台湾各地から90歳前後となった元少年工約50人が駆けつ
け、日本からも本会副会長の石川公弘・高座日台交流の会会長や橋本理吉・同会事務局長(本会理
事)など約50人が参加して交流を深めた。
蔡英文総統や李登輝元総統からも祝辞が届けられ、本会の渡辺利夫会長も下記の祝辞を贈ってい
る。
祝辞は、蘇嘉全・立法院長、邱義仁・亜東関係協会会長、羅福全・元台北駐日経済文化代表処代
表、林佳龍・台中市長、甘利明・衆議院議員、沼田幹夫・日本交流協会台北事務所代表、大木哲・
神奈川県大和市長、遠藤三紀夫・神奈川県座間市長、高山松太郎・神奈川県伊勢原市長などからも
寄せられた。
祝 辞
日本李登輝友の会会長 渡辺 利夫
台湾高座会日台交流協会の李雪峰理事長、何春樹副理事長、そして会員すべての皆様、台湾高座
会第30届聯誼大会の開催、まことにおめでとうございます。
今年は、台湾にとって画期的な年になりそうです。民進党の蔡英文総統が登場し、同党が立法院
で圧倒的多数の議席を得ました。台湾に新しい時代の風が吹き始めたのです。
台湾が新時代を迎えることになったのは、台湾で「認同」と呼ばれる、つまりは台湾アイデン
ティティが急速に強まったからに他なりません。諸種の世論調査によりますと、台湾住民のうち自
らを台湾人だとみなす人は、20数年前には2割を下回っていましたが、今日では6割を超え、他方、
自分を中国人だとみなす人々の比率は何と3%程度。「認同」問題の勝負はもう完全に近く片が付
いてしまったようにみえます。
なぜそうなったのかといいますと、要するに台湾に生まれ台湾以外に身を寄せる政治的共同体を
もたず、それゆえ自らは生まれながらの台湾人であり、台湾人以外の何者ではないと考える若者が
いよいよ増加しているからです。政治的イデオロギーとはほとんど関係のないごく自然の共同体愛
の帰結なのです。おのずからなる「天然独」の台頭というべきです。
私は、台湾が民主主義を貫く限り、今後とも台湾アイデンティティは強まりこそすれ弱まること
はないと確信しています。中国から身を守る最強の武器は台湾の民主主義であり、民主主義にとも
なう台湾アイデンティティの強化だというのが、私の考え方です。
台湾高座会の皆様、台湾の将来を担うものは、まぎれもなく強い台湾アイデンティティをもつ若
者です。この若者に将来を託すべく、大いに助力の手を差し伸べて下さい。
私が高座会のことを多少なりとも深く知ったのは、石川公弘さんが出版された『二つの祖国を生
きた台湾少年工』によってです。国民学校を出たばかりの皆様が、異国日本の地での勤労を志願
し、戦時下でのあの厳しい環境下で、なお勇敢に働き闘ったことを同書で知り、私の涙腺を緩ませ
ました。
皆様のあの若き日の情熱と忠誠心と果敢な精神力は、現在の台湾の若者の中にも宿っているはず
です。そういう若者が育っていく以上、台湾は必ずや力強い存在となり、日本との運命共同体も一
段と強力なものとなっていくのではないでしょうか。
はるか東京の地から高座会の皆様に、強いメッセージをこめたエールを送ります。
平成28年10月4日
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*岩波ホールは、障害者の方は1,400円、小・中・高校生は1,200円、上映最終回(月〜金19:00/
土日祝18:30 )に限に限り大学・大学院・専門学校生の方も1,200円です。
*チケットは、理由の如何を問わず、取替、変更、キャンセルはお受けできませんのでご了承のほ
どお願いします。
● 映画「湾生回家」劇場情報【2016年11月28日現在】 http://www.wansei.com/theater/
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・大 阪:11月26日〜 シネ・リーブル梅田(06-6440-5930)
・奈 良:11月26日〜 ユナイテッド・シネマ橿原(0744-26-2501)
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・福 岡:12月10日〜 KBCシネマ(092-751-4268)
・青 森:12月10日〜 シネマ・ディクト (017-722-2068)
・京 都:12月17日〜 京都シネマ(075-353-4723)
・宮 城:12月24日〜 フォーラム仙台(022-728-7866)
・愛 知:12月25日〜 名古屋シネマテーク(052-733-3959)
・鹿児島:01月14日〜 ガーデンズシネマ(099-222-8746)
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岡山:シネマ・クレール丸の内、広島:サロンシネマ、沖縄:桜坂劇場
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・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
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・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)
◆日本李登輝友の会「入会のご案内」
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