これまで駐台代表をつとめた方々は、台湾で天皇陛下御誕生日祝賀レセプションを開催し、台湾の方々への叙勲を再開した内田勝久代表が2002年2月から2005年5月までの3年3ヵ月、次の池田維代表が2005年7月から2008年7月までの3年だった。
続く齋藤正樹代表は2008年9月から2009年12月の1年3ヵ月、今井正代表は2010年1月から2012年4月の2年3ヵ月、樽井澄夫代表も2012年4月から2014年7月の2年3ヵ月だった。沼田代表の在任期間がいかに長かったかが分かる。
本会の春秋の李登輝学校研修団ではほぼ毎回、講師をお引き受けいただき、また役員・支部長訪台団でも台湾情勢や日台関係について何度か見解をお聞かせいただき大変お世話になった。改めて御礼申し上げます。
中央通信社は「後任は駐バングラデシュ日本国特命全権大使の泉裕泰氏になる見通し」と伝えている。泉裕泰(いずみ・ひろやす)氏の主なプロフィールは下記の通り。また、日本ユニセフ協会が泉大使にインタビューしている映像もあるので、併せてご紹介したい。
泉裕泰(いずみ・ひろやす) 昭和32年(1957年)7月22日、広島県生まれ。同55年10月、外務公務員採用上級試験に合格。同 56年 、東京大学法学部第二類卒業。外務省入省後は在中華人民共和国日本国大使館参事官、ア ジア大洋州局中国課長、在中華人民共和国日本国大使館公使、在上海日本国総領事館総領事、在 米国日本国大使館特命全権公使、外務省研修所長などを歴任し、2017年から駐バングラデシュ特 命全権大使。
◆在バングラデシュ日本国大使館 泉裕泰 特命全権大使:映像インタビュー /日本ユニセフ協会【2019年6月13日】 https://www.youtube.com/watch?v=WVqY9j299eM
—————————————————————————————–日本の駐台代表、沼田幹夫氏 10月離任へ【中央通信社:2019年9月12日】http://japan.cna.com.tw/news/apol/201909120011.aspx
(台北 12日 中央社)日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の沼田幹夫代表(大使に相当)が10月中旬に離任することが分かった。同会関係者が12日、中央社の記者に明かした。人事異動は9月初め、理事会で決定されたという。
沼田氏は2014年7月の着任以来、積極的に日台関係強化を推進してきた。中でも台湾と米国が15年に結んだ「グローバル協力訓練枠組み(GCTF)」を特に重視。3年間の尽力の結果、日本も今年からGCTFに参加している。GCTFは参加国の各分野のノウハウやネットワークを通した地球規模の問題対処を目指すもので、これまでに感染症予防や電子商取引、女性のエンパワーメント推進、メディアリテラシーなどさまざまな課題を考える国際ワークショップが行われている。
消息筋によると、後任は駐バングラデシュ日本国特命全権大使の泉裕泰氏になる見通し。泉氏は中国語が堪能で、これまでに外務省アジア大洋州局中国課長や在上海日本国総領事館総領事などを歴任している。
(侯姿瑩/編集:塚越西穂)