機関誌『日台共栄』11月号(第18号)を発行 李登輝前総統来日を小特集

李登輝前総統が台湾海峡問題を論じた「台湾の危機は日本の危機」も掲載

 6月号を発行して以来、李登輝前総統来日への対応と、その記録集『李登輝訪日・日本
国へのメッセージ』の編纂に取り組んでいたため滞っていた本会の機関誌『日台共栄』
ですが、このほど11月号をようやく発行いたしました。

 会員の方からは「機関誌が届かない」という声をたくさんいただいており、ご心配を
おかけしたこと並びに発行が遅れましたことを深くお詫びいたします。

 11月号は、李登輝前総統の来日小特集です。また、去る10月22日に本会初となる全国
支部長会議を台湾で開催しましたが、そのレポートとともに、各支部がどのような活動
をしているのか、11支部(兵庫、神奈川、山梨、千葉、北海道・青森・宮城・埼玉・新
潟・愛知・福岡)の動きをご紹介しています。

 圧巻は李登輝前総統の「台湾の危機は日本の危機」です。この論考は本年8月に行われ
た第7回李登輝学校台湾研修団における修業式式辞を要約したもので、李前総統は来日時
の6月7日、「2007年とその後の世界情勢」と題してホテルオークラ東京で話されました
が、「そのときにあまり詳しく説明をしなかったこと」として、「台湾海峡をめぐる米
・日・中・台の今後」において、日本人にはぜひ知ってもらいたい「日本にとって大変
な事態」について話されました。

 これは、濱口和久理事の「中国の野心に対峙すべし」とも重なってくる内容ですので、
併せて読んでいただければ一層よく分かるかと思います。

 11月号は11月2日に発送していますので、会員の皆さまのお手元には5日くらいまでに
はお届けできる予定です。下記に目次をご紹介します。また、近々、ホームページにも
何編かご紹介します。               (機関誌『日台共栄』編集部)


『日台共栄』11月号 目次

【巻頭言】安全保障の観点から考える台湾の国連加盟問題●本誌編集部
台湾と私(18) 中国の野心に対峙すべし●濱口和久
今般来日の特色と日台関係●小田村四郎
李登輝前総統をお迎えして●阿川弘之・黄文雄・林建良
来日記録集『李登輝訪日・日本国へのメッセージ』を出版●柚原正敬
台湾の危機は日本の危機●李 登輝
第七回李登輝学校研修団レポート─力強く語る李校長の迫力に圧倒●早川友久
全国支部長会議in台湾─李前総統臨席の下に初の全国支部長会議●冨澤賢公
支部だより 兵 庫 全国十六番目の兵庫県支部が設立●!)田 巖
支部だより 神奈川 李登輝之友会を台湾ゆかりの地で歓迎●宮本将英
支部だより 山 梨 台湾の李登輝之友会と友情を育む交流●梶原 等
支部だより 千 葉 李前総統帰国日に第一回総会を開催●金光俊典
支部だより 各地から─北海道・青森・宮城・埼玉・新潟・愛知・福岡
青年部が『多桑』の納涼映画鑑賞会と食事会●森 悦子
日台交流日録(17)
事務局だより・編集後記

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