李登輝元総統逝去から1年、「李登輝図書館」設置に展望 記念切手も発行

 李登輝元総統が昨年7月30日に逝去され、明日で丸1年を迎えます。

 この間、李登輝元総統が董事長をつとめられていた李登輝基金会は5月7日の役員会において次女で同基金会副董事長の李安[女尼]さんを董事長に選任、新たな体制となりました。

 新董事長の下では、懸案だった「李登輝図書館」設立について最重要事項と位置づけ、ようやく展望が開けそうだと仄聞しています。詳しくは本日開く予定の記者会見で李安[女尼]董事長が明らかにされるそうです。

 ちなみに、李登輝先生は2014年9月19日、本会の招聘によりに曾文恵夫人や長女の李安娜さん、次女の李安[女尼]さんを伴って来日し、大阪と東京でご講演。また、北海道まで足を伸ばされて千歳の牧場などを視察されました。このご来日に合わせ、本会は李登輝図書館設立とご来日の資とすべく「李登輝先生歓迎募金」を実施したところ、205人の方から約1300万円ものご厚志を寄せていただきました。ここからご来日経費を差し引いた850万円を李登輝図書館設立用として李登輝基金会にお渡ししました。

 ようやくご寄付いただいた皆さまに朗報をお届けできそうです。記者会見の詳細が分かりましたら本誌でお伝えします。

 また、中華郵政公司はご命日の明日30日、4種類からなる逝去一周年メモリアル切手を発行するそうです。額面は8元と15元だそうで、4枚1セットもあり、シート(20枚)も発行していて、記念台紙を付けることもできるそうです。

 この記念切手をご希望の方もいらっしゃるのではないかと思い、事務局では現在、どのようにご案内したらよいかを検討しています。詳細が決まりましたら、本会ホームページや本誌でご案内します。しばらくお待ちいただきますようお願いします。

—————————————————————————————–李登輝元総統の逝去から1年、7/30に記念切手発行【台湾週報:2021年7月28日】https://www.taiwanembassy.org/jp_ja/post/79428.html

 李登輝元総統が亡くなって、今年の7月30日で丸1年が経つ。中華郵政公司は30日、李氏の記念切手を発行する。

 李氏は中華民国(台湾)で初めて直接選挙によって選ばれた総統で、台湾に民主政治を定着させた。また、台湾の近代化を進め、国家建設と民主主義の発展に尽くした。

 中華郵政公司は「李氏に感謝し、その貢献を称える」ために記念切手を発行すると説明している。切手のデザインは李氏の名前の1文字を取り、「光。輝」をテーマとしたもので、「余白」によって歳月の流れを表現し、且つ「記憶と包容」を象徴したものとなっている。4枚1セットで、額面8台湾元(約31日本円)と15台湾元(約58日本円)の切手が各2枚となっている。

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