日台のきずな強めようと李元総統 熊本市で講演
【9月8日20:22 共同通信】
来日中の台湾の李登輝元総統(86)が8日、日台関係について熊本市内のホテルで講
演し、これまでの日本と台湾の歴史を振り返った上で「日台のきずなを築き上げよう」と
述べ、さらなる関係強化を訴えた。
李元総統は講演で、日本の植民地時代に台湾民主化の基礎が整ったと主張。自らの総統
時代に台湾総統の直接選挙など、民主化が進展したと述べた。
さらに、最近の日台交流が経済的な面に偏り、精神的な面の交流が足りていないと指摘。
今後双方は「平等互恵な、新しい関係を築いていくべきだ」とした。
また「台湾を中国の一部とみてはならない」と強調し、日台が安全保障の面からも緊密
な関係にあることを指摘した。
2000年の総統退任後5回目の来日で、九州を訪れたのは今回が初めて。李元総統は
この日、講演前に熊本城などを観光した。
李元総統が熊本城を見学
【9月9日 朝日新聞】
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000000909090002
日本を訪問中の台湾の李登輝元総統(86)が8日、熊本市の熊本城を訪れ、本丸御殿
や天守閣などを見学し「清正はやっぱりすごかったんだな。建築方法が面白い」と語った。
阿蘇などを訪れ、10日まで県内に滞在する。
李氏が00年5月の総統退任後に日本を訪れたのは、岡山県で心臓の治療を受けた01
年以来5回目。今回は4日に東京入りし、高知県を訪れた後に福岡空港経由で7日に熊本
に来た。支援組織によると、九州訪問は初めてという。国民学校時代の恩師に熊本出身の
教師がいたことなどが今回の訪問につながったという。
記者会見で熊本の印象を聞かれた李氏は、玉名市などの田畑を見たことに触れ「九州の、
ことに熊本は農民が非常に勤勉だと思った。減反政策をやっているが、自分たちの努力で
新しいものを作っているように感じた」と述べた。同行した台湾メディアの記者から政治
的な質問が続き、「知らない。(自分を)利用しちゃいけない」と首を横に振る場面もあ
った。
熊本城を訪れる李氏周辺には県警の警備担当者の姿も目立った。県警警備2課は「人数
は明かせないが、所要の態勢は敷いている」と説明。支援団体側は「あくまでも私人とし
てのプライベートなご旅行」と説明している。
李登輝・台湾元総統:熊本城を堪能 /熊本
【9月9日 毎日新聞】
台湾の李登輝元総統は8日、熊本市の熊本城本丸御殿を見学したりして初の熊本訪問を
堪能した。
李元総統は4日来日し、東京、高知を経て熊本入りした。午前は熊本市黒髪の小峯墓地
を訪れ、戦前に台湾で学校を作ったことで知られる平井数馬氏の墓参りをした。午後から
熊本城を見学した。天守閣前の広場で報道各社の取材に応じ「熊本城は面白い建築方法で、
当時はなかなか破ることはできなかっただろう。(加藤)清正はやはりすごかったと思う」
と日本語で感想を語った。
夜は熊本市内のホテルで「李元総統を囲む会」に出席した。【遠山和宏】
李登輝・元総統が熊本城見学「建築技術素晴らしい」
【9月9日 読売新聞】
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/20090909-OYS1T00304.htm
来日中の台湾の李登輝・元総統(86)が8日、熊本城などを訪れた。李氏の来日は、
2000年の総統退任以来、5度目で、九州訪問は初めて。知人らとの懇親が主な目的の
訪問で、県内には10日まで滞在した後、福岡を経由して帰国する予定。
李氏は8日朝、熊本市黒髪の小峯墓地にある平井数馬の碑に参拝した。平井は県出身で、
日本統治下の台湾で教育に尽力しながら、日本に反対する勢力に殺害された6人の教育者
のうちの一人。
その後、熊本城を訪れ、天守閣や昨年4月に復元された本丸御殿大広間を見学。李氏は
「熊本城は建築技術の面でも素晴らしい城。(築城した加藤)清正は、戦争に強いだけで
なく、すごい人だった」と話した。熊本の印象については、熊本入りした際に田畑などを
見たといい、「減反政策によって農民の生活は厳しいと聞いていたが、熊本の農村は非常
に立派だ」と述べた。
夜には、熊本市内のホテルで開かれた熊本李登輝友の会と日本会議熊本(ともに熊本市)
の主催による懇親会に出席した。
李登輝・台湾元総統が熊本城見学 「清正の技術」に感動 9日阿蘇など訪問へ
【9月9日1:42 西日本新聞】
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/120626
初めて熊本県を訪れた台湾の李登輝元総統は8日、観光客でにぎわう熊本城を見学。昨
年4月に落成した本丸御殿や天守閣を目の当たりにして「(築城した)加藤清正の技術は
素晴らしい」と感動した様子で話した。
正午ごろ、車で到着した李元総統はメーンの入り口となっている「頬当(ほほあて)御
門」から城内に入場。出迎えた熊本李登輝友の会のメンバーとともに、休憩を含め約1時
間、城内をゆっくり散策した。
見学を終えた李元総統は取材に応じ、流ちょうな日本語で「(城は)今の戦争では爆弾
一つでつぶれるが、昔はそんなものはない。技術的にも、すごいお城だと思う」と語った。
熊本県の印象については、「車窓から田んぼを見たが、熊本の農民は勤勉と思った。日
本は減反政策をやり、農村も働き手が少ないと聞いていたが、勤勉努力で新しいものを作
っている。農民は立派で本当に感心します」とうなずいた。
今回の来日では5日に東京で講演した後、私的旅行で6日に高知市を訪れ、7日夜に熊
本市入り。9日には阿蘇市などを回る。
「東アジア共同体」早過ぎる=台湾元総統
【9月9日19:46 時事通信】
来日中の台湾の李登輝元総統(86)は9日、熊本市内のホテルで記者会見し、鳩山由
紀夫民主党代表が掲げる「東アジア共同体」構想について、「考えるのは早過ぎる。欧州
のように、まだまだこの(東アジア)社会はうまくいっていない」とけん制した。
李氏は「言葉や宗教、文化が違い、経済発展の程度差が大きい」と東アジア地域の多様
性を指摘した上で、「まずは、台湾と日本というように、一つずつ関係をつくっていった
方が良いのではないか」と述べた。
李氏は10日、台湾に戻る予定だが、今後の来日見通しについて、「必要があれば、い
つでも来る」と意欲を見せた。
来日の李登輝元総統、体調不良で日程圧縮
【9月9日20:07 産経新聞】
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090909/chn0909091951006-n1.htm
来日中の李登輝元台湾総統は9日、滞在中の熊本市内で持病の腰痛が悪化し、予定して
いた日程を大幅に圧縮した。10日までの滞在予定に変更はないが、李氏が地元の要請に
応じようと日程が過密化し、体調を崩したとみられる。同行担当医によると、連日の炎天
下での活動が心臓にも負担をかけているという。李氏は退任後、2001年に実現した初
来日で、心臓冠状動脈の手術を受けた。
■ NHK「JAPANデビュー」問題:抗議先
・NHK「ジャパン・プロジェクト」の濱崎憲一ディレクター
TEL:03-3465-1111
・NHK視聴者コールセンター
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メール:http://www.nhk.or.jp/special/
・NHKスペシャル「感想・問い合わせ」
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・放送倫理・番組向上機構(BPO)
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