本日の台湾紙「自由時報」など台湾の報道によると、11月1日夜に大腸癌の手術を受けて
入院している李登輝元総統の状態はあまり芳しくないという。まだ傷口が傷み、肺に水が
溜まって発熱が続き、あまり眠られない状態が続いており、そのため疲れがとれず、話も
あまりできず、曾文恵夫人らも大変心配していると伝えている。
入院している李登輝元総統の状態はあまり芳しくないという。まだ傷口が傷み、肺に水が
溜まって発熱が続き、あまり眠られない状態が続いており、そのため疲れがとれず、話も
あまりできず、曾文恵夫人らも大変心配していると伝えている。
また、10日前後で退院の予定だったが、11月中旬にずれ込む見込みだという李登輝前総
統事務所の王燕軍主任の談話を紹介している。
しかし、精神的には安定していて、王燕軍主任によると、昨日は「体調はすぐれないも
のの、李元総統は国民の応援によって、さらに大きな勇気と自信を持つことができ、皆さ
んの平安および台湾の平安を祈っている」とコメントしたという。
ご本復を切に祈りつつ、下記に「台湾国際放送ニュース」の記事を紹介したい。
李登輝・元総統、退院は11月中旬か
【台湾国際放送ニュース:2011年11月5日】
1日夜に大腸がんの手術を受け、大腸を3分の1切除した李登輝・元総統の退院が遅れる見
通しに。李登輝・元総統事務室は5日、李・元総統は傷口が傷む他、肺に水がたまって発熱
が続いていると明らかにした。また、術後のリハビリや薬の調整もあり、よく眠れない状
態が続いているため、従来、7〜10日間の入院と思われたが、退院は11月中旬にずれ込む可
能性があるとしている。
同事務室によると、李・元総統の精神状態は安定しているものの、まだ少量の水以外は
口に出来ず、静脈注射で栄養を摂り、体力を保つ状態だという。