顕著な功績があったとして、台湾から許水徳氏(旭日大綬章)、江丙坤氏(旭日重光章)、劉枝萬
氏(旭日小綬章)の3氏への受章を発表した。
東京スター銀行取締役会長を務める江丙坤氏への勲記・勲章の伝達式はまだのようだが、受章を
祝賀するパーティーはすでに5月29日に東京都内のホテルで開催されている。また6月28日には交流
協会台北事務所において、劉枝萬・元中央研究院研究員への勲記・勲章の伝達式が行われている。
この伝達式に続いて、6月30日に許水徳氏への伝達式が交流協会台北事務所において行われ、沼
田幹夫代表から勲記と勲章が手渡された。この伝達式には李登輝・元総統をはじめ、王金平・立法
院長、伍錦霖・考試院長、張博雅・監察院長、林永楽・外交部長などそうそうたる方がお祝いに駆
けつけ、李元総統が来賓代表として挨拶されたという。
交流協会台北事務所がその模様をホームページで写真とともに伝えているので、下記にご紹介し
たい。
許水徳氏に旭日大綬章を伝達
【交流協会台北事務所:2015年7月2日】
http://www.koryu.or.jp/taipei/ez3_contents.nsf/Top/6CB69EDAC950D48449257E76003BBD89?OpenDocument
写真:勲記伝達の様子、許水徳氏の挨拶、来賓代表(李登輝元総統)挨拶、来賓代表(王金平立法
院長)挨拶
6月30日、平成27年春の外国人叙勲により旭日大綬章を受章された許水徳氏に対し、当所沼田幹
夫代表より、勲記・勲章の伝達を行いました。
これは、日本国政府が、許水徳氏が、日台間の友好関係強化及び相互理解の促進に寄与されたこ
とを称え、旭日大綬章を授与するものであります。旭日章は明治8年(1875年)に我が国最初の勲
章として制定されました。
許水徳氏は、長く要職に就任されて来られた中で、日台間の友好親善・学術交流の経験や交流分
野で築かれた友人関係を基礎に、日台関係の着実な発展に尽力され、極めて多くの功績を残されま
した。また、現在も多くの日本関係者と面会、交流頂いており、日台学術・友好交流に打ち込んで
おられます。許水徳氏は、喜寿をお迎えになられた際、「全力以赴」と題する著書を出されてい
らっしゃいますが、まさに「全力を尽くして」努力し続けてこられました。
伝達式には、許水徳氏のご家族、李登輝・元総統、王金平・立法院長、伍錦霖・考試院長、張博
雅・監察院長、林永楽・外交部長はじめ、非常にたくさんの方々が参加され、1972年の交流協会設
立後、台湾で初めて旭日大綬章を受章された許水徳氏を心からお祝いされていました。(了)