曾文恵夫人、孫娘の李坤儀さん、黄昭堂・台湾独立建国連盟主席、主治医ほか、作家の三
浦朱門・曾野綾子ご夫妻もホテルから同行されています。
一行は予定通り午前10時に靖国神社の北門から到着殿に着き、南部利昭宮司の案内で貴
賓室に入られました。
李元総統は南部宮司に「兄貴と僕は二人兄弟で仲がよかったんです」と語り始めたもの
の、その声はくぐもり、目には光るものがありました。記帳の後、同行者とともに本殿に
おいて玉串を捧げる神式の作法で参拝されました。
南部宮司様には、このときのご感想を『李登輝訪日・日本国へのメッセージ』(日本李
登輝友の会編、まどか出版刊)で書いていただきました。
李登輝元総統も蔡焜燦先生も南部宮司様の突然の訃報に大変驚いています。ここに哀悼
の意を表し、「李前総統の!)國に対する思い」をご紹介いたします。 (編集部)
李前総統の!)國に対する思い
!)國神社宮司 南部 利昭
五月三十日に来日された台湾前総統李登輝氏が、六月七日午前十時、文恵夫人を伴い三
浦朱門・曾野綾子夫妻等と共に来社されました。
同氏は到着殿より参入、菊の間で記帳された後、神職の先導で手水をとられ、北側廻廊
で祓いを受け本殿に進まれ、玉串を奉り神式の作法にて参拝されました。
その際、長い間黙祷をしておられました。多分兄上と会話をしておられたと思います。
ご承知のように当神社には、マニラで戦死をされた氏の実兄が祀られており、参拝後、
同氏は六十二年の歳月を経てようやく会うことが出来たと目を潤ませておられました。
神社には小一時間のご滞在でしたが、歓談の中で李登輝先生の!)國に対する想いという
ものを改めて感じた次第です。
お帰りの際には、神社から差し上げた岩里武則命(台湾名李登欽)の「祭神之記」をし
っかりと胸に抱いて行かれたのが印象的でした。
私が李登輝先生にお会いしたのは二回目です。前回は昨年の二月、台北市内の国賓大飯
店で台湾李登輝之友会全国総会の新年会が開催され、私も加わっていた日本李登輝友の会
一行もこれに参加させていただき、その折、蔡焜燦先生のご配慮で先生ご夫妻と親しく歓
談する機会を得たのでした。
その時の印象は、日本人以上に日本人だ、いまの日本人が忘れてしまったものを先生か
ら見出したという感じでした。
今回の訪日も多忙な日程をこなされ、各地で多大な感銘を与えて下さり、先生に対する
尊敬の念が又一段と深まりました。
次回また奥の細道の続きを探訪される日が一日も早く来ることを願い、李登輝先生ご家
族のご健康を祈念しお礼といたします。
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