いよいよ明日から第15回李登輝学校研修団が始まります。今回は全国から39名が参加、
団長は第1回目に参加した理事の松澤寛文(まつざわ・ひろぶみ)氏、また副団長はこれま
で数度参加している斎藤眞博(さいとう・まさひろ)氏。
5月7日の初日は午後3時45分に始業式があり、群策会秘書長の王燕軍・李登輝学校教頭の
ご挨拶で幕を開けます。それが終わりますと、早速に講義が始まり、第1講は京都大学大学
院に留学して岡山大学助教授もつとめた法学者の李明峻先生による「台湾と国際情勢」。
翌8日は八田與一技師のご命日ですので、烏山頭ダム湖畔での墓前祭に参列するため台南
に向かいます。今回の墓前祭には、日本から森喜朗・元首相なども参列し、また許世楷・
前台北駐日経済文化代表処代表(駐日台湾大使に相当)や蔡焜燦・李登輝民主協会理事長
なども参列します。
墓前祭後は飛行機で澎湖島へ飛び宿泊。9日の朝には、澎湖島ご出身で、元第一商業銀行
頭取の黄天麟先生による第2講「澎湖島と台湾」の講義。このとき、馬公会会長の林麟祥先
生も一緒にお話しいただきます。
講義が終わると、この日は夜まで澎湖島の野外視察。夜にはレインボーブリッジから上
がる花火も見られるそうです。
10日の朝、澎湖島を後に松山空港へ向かい、到着すると早速に講義が始まります。第3講
は台湾独立建国聯盟主席の黄昭堂先生による、「台湾の現状と将来」。続いて第4講は許世
楷・前台北駐日経済文化代表処代表による「台湾の歴史と民主化」、第5講は中央研究院民
族研究所の黄智慧先生による「台湾の原住民」と続き、この日最後の第6講は、日本でもお
なじみの謝雅梅先生による「台湾人と日本人」。
いよいよ最終日の11日、まず特別講話として蔡焜燦先生に「台湾と日本・桜の絆」と題
してお話いただきます。そして最後は李登輝元総統による特別講義の予定となっています。
いつもながらの盛りだくさんの内容です。東日本大震災に対する台湾の皆さんの多大な
ご支援に感謝しつつ、全員が無事に帰国したいと念願しております。
なお、この李登輝学校研修団には事務所スタッフのほとんどが参加するため、期間中、
本部事務所は通常のようには対応できにくくなっており、お急ぎのケースなどにはご迷惑
がかかる場合もありますことをご了承願います。