ら7日まで第16回日本李登輝学校台湾研修団が行われ、最終日に予定していた李元総統の特別講義
は休講となり、蔡焜燦先生が代行された。
その初日の3日、許世楷・元台北駐日経済文化代表処代表に続いての第2講で、元総統府国策顧問
で台湾独立建国聯盟主席の黄昭堂先生にご講義いただいた。テーマは「台湾と日本の安全保障」。
ユーモアたっぷりに1時間半もお話しいただいた。
それから2週間も経たない11月17日午前、黄昭堂先生は白内障の治療中、大動脈剥離による心停
止のため急逝された。
12月3日、台北の第二殯儀館において告別式が執り行われた。折しも本会の田久保忠衛・副会長
を団長とする役員訪台団で台北を訪れていたことで、この告別式に参列することができた。会場に
は蔡英文・民進党主席や陳菊・高雄市長、蔡焜燦先生など1000人を超える関係者が参列し、林建
良・本会常務理事など日本から駆けつけた参列者も少なくなかった。
編集子のすぐ前に座っていた陳菊市長が式典がはじまって間もなく、しきりにハンカチで目頭を
押さえていたことを今でも鮮明に思い出す。
日本でも12月20日、勤務校だった昭和大学旗の台キャンパスの上條講堂で台湾独立建国聯盟日本
本部(王明理委員長)の主催により「お別れの会」が催され、安倍晋三・元首相(当時)、羅福
全・元台北駐日経済文化代表処代表、金美齢さん、宮崎繁樹・元明治大学総長、小田村四郎・本会
会長、岡崎久彦氏(2014年10月26日逝去)などが駆けつけて挨拶された。李登輝元総統や蔡焜燦先
生、蔡英文・民進党主席などからの弔電も届いた。
あれから3年が経つ。日本にとっても台湾にとっても、大事な人を亡くしたのだと思う気持ちは
変わらない。明日(11月16日)、台湾独立建国聯盟(陳南天主席)が主催し、日本から黄昭堂先生
ご長男の黄正澄氏も参列して台北市内で追悼会が催される。張葆源・台湾独立建国聯盟副秘書長な
どが追悼の辞を述べられる予定だという。
別途、王明理・台湾独立建国聯盟日本本部委員長の追悼文を掲載し、改めてこれまでのご指導に
感謝申し上げるとともに謹んで哀悼の意を表します。
◆建国舵手黄昭堂逝世三週年追思紀念会
・日 時:2014年11月16日(日)午後2:00入場、2:30〜4:10(現地時間)
・会 場:台大医院国際会議中心401号室(台北市徐州路2号)
・主 催:台湾独立建国聯盟、現代文化基金会
*追悼会の詳細やお申し込み方法等は下記(漢文)
http://www.peoplenews.tw/news/5243695c-9eb6-4cf8-a90d-498a56cc9132