2月11日は日本の建国記念日です。全国各地で開かれる記念式典にご参加を
日本が近代国家として出発した原点は明治維新にあります。その明治維新は「王政復古
の大号令」（慶応3年12月9日）にある「諸事神武創業之始二原（もとづ）キ」とあります
ように、国家の存亡が意識された当時にあって、日本は何を思い出して原動力としたのか
と言いますと、初代天皇である「神武天皇の建国の精神」でした。
そこで、神武天皇が即位された日（辛酉年春正月庚辰朔）を現在の暦に換算し、2月11
日を日本の建国をお祝いする日に定め「紀元節」と名付けました。紀元節は、「新年」、
天皇陛下のお誕生日の「天長節」、明治天皇のお誕生日の「明治節」とともに「四大節」
（しだいせつ）と呼ばれ、各家には日の丸が翻り、国民こぞってお祝いしていました。
ところが、日本が大東亜戦争に敗れ、主権を制限された占領下にあって、この紀元節
は81％もの国民の支持があったにもかかわらず、占領軍の圧力によって廃止されました。
しかし、昭和27年（1952年）4月28日、日本がサンフランシスコ平和条約の発効をもって
全面的に主権を回復するや、紀元節復活の声が澎湃として起こりました。そして14年後の
昭和41年12月、「建国記念の日」として復活します。
2月11日、この日は日本建国の精神を思い出し、国家の発展を期する大切で意義深い日
です。全国各地で奉祝式典が行われています。台湾人の方々もぜひご家族で参加し、台湾
建国への思いを新たにする日としてみたらいかがでしょうか。日本人は日章旗を掲げ、こ
の日をお祝いしたいものです。 （編集部）
■全国各地の建国奉祝式典
日本会議 http://www.nipponkaigi.org/0000/data-event2102.html
